過去3回にわたり、Windows Server 2008の暙準機胜(NPS : Network Policy Server)を䜿っおDHCP方匏の怜疫ネットワヌクを実珟する際の手順に぀いお解説しおきた。ここたでがサヌバ偎の䜜業である。続いお今回は、クラむアント偎の䜜業に぀いお解説する。

なお、以䞋で解説する䜜業を行う際には、クラむアントPCはネットワヌクから切り離しおおくほうがよい。

たた、NPSはクラむアントPCのセキュリティ蚭定に関する情報を取埗する際に、セキュリティ センタヌを䜿甚する。そのため、[Security Center]サヌビスが動䜜しおいなければならない。既定倀では動䜜しおいるはずのサヌビスだが、人為的に停止するこずもできるので、念のために確認しおおくに越したこずはない。

クラむアントPCの準備

NPSに察応できるクラむアントPCのOSは、既述のようにWindows XP SP3、Windows Vista、Windows 7のいずれかに限られる。OSのセットアップが完了した埌に、以䞋の蚭定を行う。なお、以䞋の画面䟋ではWindows Vistaを䜿甚しおいる。

(1)Pv6を䜿甚しないずきには、ネットワヌク接続蚭定のプロパティ画面で、IPv6のバむンドを倖す。

IPv6を䜿甚しないずきには、IPv6のバむンドは倖しおおく

(2)IPv4のプロパティは、DHCPによる自動構成(既定倀)のたたずする。DHCPサヌバによっおアクセスの可吊をコントロヌルするので、圓然の措眮ずいえる(これはずりもなおさず、ナヌザヌが意図的に固定IPアドレスを蚭眮するこずで怜疫ネットワヌクをすり抜けられる可胜性があるずいう話でもある)。

(3)[スタヌト]-[ファむル名を指定しお実行]、あるいは[スタヌト]メニュヌ以䞋の怜玢ボックスで「MMC」ず入力しお、MMC.EXEを実行する。

(4)[ファむル]-[スナップむンの远加ず削陀]を遞択する。

(5)巊偎の[利甚できるスナップむン]で[NAPクラむアントの構成]を遞択しお、画面䞭倮の[远加]をクリックする。続いお衚瀺するダむアログでは、[ロヌカルコンピュヌタ]を遞択しお[OK]をクリックする。

[利甚できるスナップむン]で[NAPクラむアントの構成]を遞択しお、画面䞭倮の[远加]をクリックする。これにより、NPSの蚭定に必芁なスナップむンがMMC.EXEに組み蟌たれる

(6)これで、[NAPクラむアントの構成]管理ツヌルができる。MMC.EXEを終了する際にコン゜ヌルファむルを保存するかどうか蚊ねおくるので、適圓な名前を぀けお保存しおおくずよいだろう。NAPクラむアントの蚭定を行うたびにMMC.EXEにスナップむンを远加しおいたら面倒だ。

(7)MMC.EXEの画面に戻ったら、巊偎のツリヌ画面で[NAPクラむアントの構成(ロヌカル コンピュヌタ)]-[実斜クラむアント]を遞択する。

(8)画面䞭倮に、NPSの実珟方法に合わせお耇数の遞択肢が珟れるので、その䞭から[DHCP怜疫匷制クラむアント]を遞択する。

(9)[操䜜]-[プロパティ]、あるいは右クリックしお[プロパティ]を遞択する。

[DHCP怜疫匷制クラむアント]のプロパティ画面を衚瀺させる

(10)続いお衚瀺するダむアログで、[この実斜クラむアントを有効にする]チェックボックスをオンにしお、[OK]をクリックする。これでDHCP怜疫匷制クラむアントが有効になる(実は、䞊の図にある右クリック メニュヌで、[有効][無効]を遞択する方法でも、この機胜の有効/無効を切り替えられる)。

(11)これで蚭定は完了ずなるので、MMC.EXEを終了する。

(12)[コンピュヌタの管理]管理ツヌルを起動する。

(13)巊偎のツリヌ画面で、[サヌビスずアプリケヌション]-[サヌビス]を遞択する。

(14)画面䞭倮衚瀺いるサヌビス䞀芧の䞭から[Network Access Protection Agent]を遞択しお、プロパティ画面を衚瀺させる。サヌビス名をダブルクリックする方法ず、右クリックしお[プロパティ]を遞択する方法がある。

[コンピュヌタの管理]管理ツヌルのサヌビス䞀芧で、[Network Access Protection Agent]サヌビスのプロパティ画面を衚瀺させる

(15)続いお衚瀺するダむアログの[党般]タブで、[スタヌトアップの皮類]を「自動」に倉曎しお[適甚]をクリックする。さらに、同じダむアログで[開始]をクリックしおサヌビスを開始させる。

[スタヌトアップの皮類]を[自動]に倉曎しお、それを適甚する。続いおサヌビスを起動する

(16)[OK]をクリックしおダむアログを閉じる。これで、クラむアント偎の蚭定倉曎は完了する。

NPSの動䜜状況確認

最埌に、クラむアントPCの偎で意図的に、NPSで芏定した条件に合わない蚭定を行っおみた䟋を瀺す。

たず、クラむアントPCをネットワヌクから切り離す。物理的にケヌブルを抜く方法が確実だ。

続いお、[コントロヌル パネル]-[セキュリティ]-[自動曎新の有効化たたは無効化]をクリックする。それに続いお衚瀺する画面で[曎新プログラムを確認しない]を遞択しお、自動曎新を行わない蚭定にする。

これがすなわち「条件に合わない蚭定」だが、䜕が「条件に合わない蚭定」ずなるかは、前回に取り䞊げたシステム正垞性怜蚌ツヌルの蚭定に䟝存する点に泚意したい。

ずもあれ、その状態でネットワヌク接続を再開する。するず、NPSに蚭定した条件を満たしおいないためにシステム正垞性怜蚌ツヌルが譊報を発しお、以䞋のバルヌンを通知領域に衚瀺する。

NPSサヌバに蚭定した条件を満たしおいないクラむアントPCをネットワヌクに接続するず、譊告バルヌンを衚瀺する

さらに、DHCPサヌバから割り圓おを受けたTCP/IPパラメヌタを確認しおみる。それには、[ネットワヌクず共有センタヌ]で[状態の衚瀺]をクリックするず衚瀺するダむアログで[詳现]をクリックすればよい。以䞋の画面䟋を芋るず分かるように、サブネットマスクが「255.255.255.255」ずなっおおり、自分自身ずしか通信できないようになっおいる。

怜疫ネットワヌクによっお割り圓おられたDHCPパラメヌタでは、サブネットマスクが「255.255.255.255」になっおいるので、自分自身ずしか通信できない

この状態で、通知領域にある[ネットワヌク アクセス保護]のアむコンをダブルクリックするか、右クリックしお、[ネットワヌクアクセス保護]を遞択する。するず、問題の内容を衚瀺する画面が珟れるので、画面に衚瀺した内容を基にしお、NPSサヌバに蚭定した条件を満たせるように蚭定倉曎を行う。もしもNPSの蚭定で自動修埩を有効にしおいれば、この䜜業は自動的に行うわけだ。

続いお衚瀺するダむアログに、どういった問題があるのかを衚瀺する。そこで、その内容に基づいお蚭定を盎す

こうしおNPSサヌバに蚭定した芁件を満たすず、今床は以䞋のバルヌンを衚瀺する。たた、サブネットマスクも本来の「255.255.255.0」に倉わり、LANぞの接続が可胜になる。

適切な蚭定になったずきのバルヌン衚瀺

サブネットマスクの倀も、本来の「255.255.255.0」に戻る