2017幎10月、癟五銀行でRPAの詊行導入が発衚されたした。システムからデヌタを取埗しExcelぞ転蚘する「栌付自己査定業務」の䞀郚などが察象ずされ、幎間1283時間削枛が芋蟌たれおいたす。

RPAは今、働き方倉革の䞀぀ずしお泚目されおいたす。具䜓的には、以䞋のような、Windowsアプリケヌションを䜿う広範な業務で適甚可胜です。

  • Webブラりザ(システム)
  • Excel
  • Outlook
  • ペむント
  • テキスト゚ディタ
  • OCR

倧量デヌタの取り扱いや繰り返し䜜業を埗意ずし、䟋えばデヌタの入力・加工・抜出ずいったこれたでバッチシステムによっお成し遂げおいた業務が自動化されたす。

図1 : バッチシステムによる倧量デヌタ凊理の流れ

今回はRPAを構成する2぀の芁玠を亀え、RPAの導入むメヌゞを掎んでいただきたす。たたツヌル面だけでなく、管理面を含めお組織ずしおどう取り組んでいくべきかに぀いお玹介したす。

RPAにおける2぀の芁玠 : 「操䜜」ず「フロヌ」

RPAツヌルを甚いたロボットの構築䜜業は、実は「操䜜」ず「フロヌ」の2぀の芁玠のみです。誀解を恐れずにいえば、これらの2぀の芁玠を理解するこずで、RPAツヌルを適甚できるようになりたす。

  • 操䜜 : ExcelやWebブラりザなどの操䜜を自動化
  • フロヌ : 「操䜜」の繰り返しや条件分岐などを制埡

前者に぀いおはExcelやWebブラりザなどWindowsの操䜜を蚘録しお実行したす。Excelマクロの蚘録をむメヌゞするずわかりやすいでしょう。

埌者に぀いおは、同じ操䜜を100回繰り返したり、条件に圓おはたる堎合のみ実行したりするなどのフロヌの制埡を行いたす。プログラミングをかじったこずがある方であれば、forルヌプによる繰り返しやif文による分岐をむメヌゞするずわかりやすいでしょう。フロヌチャヌトを曞く芁領で䜜業できたすので、プログラミング知識がない方でも安心です。

参考たでにWorkFusionで利甚可胜な「操䜜」ず「フロヌ」を䞋衚および䞋図に瀺したす。これらの組合せでさたざたな䜜業が自動化できたす。

  衚WorkFusionで利甚可胜なアクションラむブラリ

分類 アクションラむブラリ 説明
操䜜 : ExcelやWebブラりザなどの
PC操䜜を自動化する
Application アプリケヌション凊理
Excel Excel操䜜
Clipboard クリップボヌド操䜜
Terminal コマンド凊理
S3 クラりド連携
Files and Folders ファむル・フォルダ凊理
Mouse マりス操䜜
Keyboard キヌボヌド操䜜
Web Webブラりザ操䜜
Text テキスト入力
OCR OCR入力
フロヌ : 䞊蚘「操䜜」の繰り返しや
条件分岐を制埡する
Error Handling ゚ラヌ発生時の凊理
Wait Wait凊理
Execution Control 実行制埡
Conditions 刀定凊理
Loops ルヌプ凊理
Sequences シヌケンス
Variables 倉数

RPAによっお倉わる「管理」ずは

通垞の䌁業では、管理職が眮かれ、さたざたな業務の方向性や、個別の進捗などが「管理」されおいたす。RPAにより業務自動化が進むに぀れ、ロボット(仮想劎働者)の数およびロボットが皌働するPCも増えおきたす。

ただ、各担圓者や各郚眲にお任せ状態になるず、ロボットの倉曎履歎やバヌゞョンなどが䞀切管理されないずいった事態に陥りたす。「野良ロボット」ずも呌ばれ、各々のPCに個別機胜が実装されたロボットにより、既存システムに思いもよらない悪圱響を及がす可胜性がありたす。

そういった状況を打砎するアプロヌチの䞀぀が、RPAツヌルの管理機胜の掻甚です。2017幎9月にWinActorの管理ロボ機胜が提䟛開始されたのをはじめ、UiPathのOrchestrator、Automation AnywhereのControl Roomなど各RPAツヌルが管理機胜を提䟛し、「集䞭管理」を実珟しおいたす。補品によっおは、ロボットの䞊行実行や結果の管理も可胜です。開発者の方であればHinemosやJobArranger for Zabbixなどのゞョブ管理ツヌルによるゞョブネットの管理をむメヌゞするずわかりやすいでしょう。

RPAの真の掻甚のためには

RPAツヌルを入れればそれだけで解決ずいうわけではありたせん。

RPAに関する業務の自動化の方針を定め、现かい機胜の実装を暙準化するいわば「ロボット統括郚」のようなRPA組織の蚭眮も重芁芖されおきおいたす。同時に、こういったスキルを兌ね備えたプロセスアナリストのニヌズが高たっおくるこずでしょう。

自瀟のリ゜ヌスだけでなく、コンサルティング䌁業を掻甚する動きが進んできおいたす。2018幎1月4日に「日経優秀補品・サヌビス賞2017」の日経産業新聞賞 でアビヌムコンサルティングの「業務効率化コンサルサヌビス『RPA業務改革サヌビス』」が最優秀賞に遞ばれたした。優秀賞にNintendo Switchやハむブリッド車などが遞ばれるなどIT業界の枠を超えお泚目されおいる領域です。

2018幎1月11日、぀くば垂はベンダヌず提携しお「RPAを掻甚した定型的で膚倧な業務プロセスの自動化」に関する共同研究を行うず発衚したした。泚目すべきは、共同研究の結果が公衚される点で、こういったノりハりが䞖の䞭に流通するこずで、RPAがより幅広い業界・領域にお掻甚されおいくでしょう。

*  *  *

今回は、RPAにおける2぀の芁玠である「操䜜」ず「フロヌ」を玹介し、Excelなどの「操䜜」を「フロヌ」により繰り返し実行するむメヌゞを掎んでいただきたした。

RPAを真に掻甚しおいくためには、単に自動化するだけでなく、「管理」に察する考え方を掎み、勘所を抌さえた䞊で、組織的に取り組んでいく必芁があるでしょう。

著者玹介


正野 勇嗣 (SHONO Yuji ) - NTTデヌタ シニアスペシャリスト

2011幎頃たで開発自動化技術のR&Dに埓事。その埌、開発プロゞェクト支揎やトラブルシュヌティング等に䞻戊堎を移す。「゜ヌスコヌド自動生成」に加えお、JenkinsやMaven等の「ビルド自動化」、JsTestDriverやSelenium等の「テスト自動化」を扱うようになり、倚様化する開発自動化技術動向に興味。

最近は第四の自動化であるInfrastructure as Code等の「基盀自動化」の魅力に惹かれおいる。開発自動化技術に関する雑誌・蚘事執筆も行う。2児のパパ。