スポーツ機能に優れたスマートウォッチ
筆者がイチオシでお薦めするのはスポーツ機能に優れたタイプのスマートウォッチだ。このタイプのスマートウォッチとして、日本で人気があるのはGarminだ。マラソンやランニングをされている方にはおなじみのメーカーで利用者も多い。こうした方にとって「スマートウォッチ」と言えば、Garminの「ForeAthelete」を真っ先に挙げる方も多いだろう。
「スポーツは苦手だし、する習慣もないから、自分には関係のないデバイス」と、思うかもしれないが、そうでもない。プロダクトとしてはマルチスポーツやランニングというジャンルに分類されることが多いが、その分類は半分は便宜的なものであり、機能はライフログを取る面でとても優れている。生活のクオリティを引き上げるためのデバイスとして、この手のデバイスはうってつけなのだ。
スポーツタイプのスマートウォッチは、バッテリーの連続稼働時間がそこそこに長く、多くのライフログを取ることができる。健康を維持または改善するには、正しく身体データを取得し、目的に合わせて効率よく運動的要素を生活の一部に取り込む必要がある。スマートフォンタイプのスマートウォッチはその点ではちょっと手間がかかる。スポートタイプのスマートウォッチならそうした目的にぴったりなのだ。
例えば、スポーツタイプのスポーツウォッチを活用すると、次のようなことができる。
- 1日の活動をモニタリングし、その状態が続いた場合に体力が低下することになるか、現状維持となるか、体力向上になるかを判断して報告してくれる。体力低下の報告が数日続いた場合は、生活スタイルを見直すきっかけとすることができる。
- 睡眠によって体力の回復や自律神経の回復がどの程度進んだかを報告してくれる。翌日はその報告をベースにアクティブに活動したり、活動レベルを抑えたりするといった選択ができる。特に睡眠によって自律神経の回復が悪い状態が続くことがわかれば、睡眠の質改善へ向けた生活習慣の変更のきっかけにすることができる。
- 週末の運動やジムがやりすぎかどうかを報告してくれる。例えば、土曜日に取り組んだ運動がオーバーワークになっているなら、日曜はパッシブレストやアクティブレストの日に変えるといったことをして月曜に疲労を残さないようにできる。
- 運動能力を向上させるために、体の状態に合わせたメニューを提案してくれる。メニューは筋トレから有酸素運動、サーキットトレーニングや各種セット法などさまざま。
運動不足だから今日は一駅前で降りて歩いて帰ろうとか、駅まで自転車ではなく徒歩で行こう、というのは時々行うかもしれない。しかし、それが実際に効果があるかどうかは、モニタリングしてみないとわからない。ほとんど効果やカロリー燃焼が期待できないのに、逆に運動を増やしたということで食事を増やせば本末転倒だ。スポーツタイプのスマートウォッチを活用すると、こうしたケースで正確に状況を把握することができる。データを正確に取り、現状を把握し、改善に役立てる。これがスポーツタイプのスマートウォッチをお薦めする理由だ。
しかも、こうしたデータは長くライフログを取り続けることで精度が向上するという特徴がある。もちろんメーカーによって違いはあるが、スポーツタイプのスマートウォッチを提供しているメーカーはライフログを蓄積することで提案できる内容の精度が上がるように取り組んでいる。スマートウォッチを付け続けることが精度の向上につながるのだ。腕に付けておこうというモチベーションにもなるというものだ。
スポーツタイプのスマートウォッチはかなり種類が多い。ここでは代表的なメーカとそのプロダクトのいくつかを取り上げておこうと思う。
Garmin
スポーツタイプのスマートウォッチで日本で人気が高いメーカはGarminだ。Garminは多くのモデルを提供している。本稿執筆時点でのフラッグシップモデルはfēnix 6のDual Powerシリーズだ。Garminのフラッグシップモデルはfēnix 6で、これにソーラーパネル機能を統合して稼働時間を伸ばしたものがfēnix 6 Pro Dual Powerシリーズだ。Garminの提供するスマートウォッチのほぼすべての機能を備え、さらに長い稼働時間を誇る。
もうひとつの代表的なシリーズはForeAtheleteだ。ランナー向けのデバイスで、モデルが多いという特徴もある。多くの機能を取り込んだ多機能モデルから、シンプルで廉価なモデルまでラインナップが幅広い。入門から上級者向けまでカバーするモデルだ。
fēnix 6はフラッグシップモデルあり、マルチスポーツに分類されることが多い。ForeAtheleteはランニングに分類される。スポーツ向けのスマートウォッチでビジネスシーンでも活用しやすいのはこのあたりのシリーズではないかと思う。参考までに、本稿執筆時点のメーカー価格を次に掲載しておく。
モデル | メーカ価格(税別) |
---|---|
fenix 6 Pro Dual Power | 140,000円 |
fenix 6S Pro Dual Power | 110,000円 |
fenix 6 | 105,000円 |
fenix 6S | 69,800円 |
FireAthelete 945 | 69,800円 |
ForeAthelete 745 | 44,800円 |
ForeAthelete 245 | 34,800円 |
ForeAthelete 45 | 24,800円 |
フラッグシップであるfēnix 6 Pro Dual Powerが提供している主な機能は次のとおり。
- 稼働時間 スマートウォッチモード: 最大14日間+2日間、GPS+光学式心拍計: 最大36時間+4時間、バッテリー最長モード: 最大72時間+21時間、バッテリー節約ウォッチモード: 最大48日間+32日間
- 防水性能 10ATM
- GPS時間同期
- 自動サマータイム設定
- アラーム
- タイマー
- ストップウォッチ
- 日の出・日没時刻
- GPS+GLONASS、みちびき(補完信号)、Galileo
- 気圧高度計
- コンパス
- ジャイロセンサー
- 加速度計
- 温度計
- 無線インタフェース Bluetooth、 ANT+、Wi-Fi
- Connect IQ (ダウンロード可能なウォッチフェース、データフィールド、ウィジェット、アプリ)
- 通知機能
- カレンダー
- 天気情報
- バッテリー節約機能
- スマートフォン音楽再生操作
- ミュージックプレーヤー(音楽保存可能数 最大2000曲まで)
- スマートフォン探索
- デバイス探索
- VIRBリモート操作
- Garmin Connect Mobile
- Garmin Pay
- ステップ数計測
- 自動ゴール設定 (アクティビティレベルを学習して、歩数目標を毎日設定)
- スリープモニタリング (合計睡眠時間、レム睡眠、ノンレム睡眠を監視)
- 消費カロリー(心拍ベース)
- 上昇階数
- 移動距離
- 週間運動量
- Body Batteryエネルギーモニター
- ストレスレベル計測
- デュアルグリッド座標
- ジムアクティビティプロフィール
- 有酸素ワークアウト
- 筋トレ
- ヨガワークアウト
- ピラティスワークアウト
- ワークアウト動画表示
- REP カウント
- GPS速度と距離
- 自動ポーズ
- インターバルトレーニング
- ワークアウト
- ダウンロード可能なトレーニングプラン
- パワーモード
- 自動ラップ
- 手動ラップ
- 設定可能なラップアラート
- 暑熱と高度への適応
- VO2Max計測
- トレーニングステータス
- トレーニング負荷(予測EPOCから算出された過去7日間の合計トレーニング負荷)
- トレーニング負荷バランス
- トレーニング効果(無酸素)
- 主なメリット (トレーニング効果ラベル)
- カスタムアラート
- 音声指示
- 到着予想時間
- パーチャルパートナー (Virtual Partner)
- レース
- 自動マルチスポーツ
- マニュアルマルチスポーツアクティビティ
- コースガイド
- セグメント(ライライブ、Garmin)
- ラウンドトリップコース作成 (ランニング/サイクリング)
- 人気度に基づくTrendlineルーティング (ウェアラブルマップテーマとして利用可能)
- タッチ/ボタンロック
- ウォッチのアクティビティ履歴
- 心拍ゾーン
- HRアラート
- HRカロリー
- 最大心拍%
- % HRR
- リカバリータイム
- 自動最大心拍数
- HRVストレステスト (静止状態での心拍数の変化を3分間測定して予測されるストレスレベルを表示。測定範囲は1~100で数値が低いほどストレスレベルは低い)
- 心拍転送モード (ペアリングしたデバイスにANT+を介してHRデータを送信)
- 呼吸数 (エクササイズ中)
- 呼吸数 (全日および睡眠中)
- ランプロフィール
- GPSベースの距離、時間、ペース
- ランニングダイナミクス
- 上下動と上下動比
- 接地時間とバランス
- 歩幅 (リアルタイム)
- ピッチ (リアルタイムの1分あたりの歩数)
- 乳酸閾値 (ペースと心拍数に基づき筋肉が急速に疲労しはじめるポイントを予測)
- PaceProレース戦略
- ランワークアウト
- レース予想タイム
- フットポッド
- アラート (時間、距離、心拍数、カロリーを含めた目標に到達するとアラームが鳴る)
- サイクリングプロフィール
- バイクラップとラップ最大パワー (パワーセンサー付き)
- FTP (機能的体力しきい値)
- Garminサイクルマップ(サイクリング専用ルート設定の道路地図)
- Vectorとの互換性 (パワーメータ)
- パワーメータ互換性 (互換性のあるサードパーティのANT+対応パワーメータからパワーデータを表示)
- Variaレーダー (リアフェイスレーダー)との互換性
- Variaライトとの互換性
- スピードケイデンスセンサーサポート
より廉価なモデルになると、上記から機能が減っていくと考えてもらえばよいと思う。バッテリーの持ちも短くなる傾向がある。価格と目的はかならずしも一致するわけではないが、ライフログ系の機能に関しては予算が許す限り種類が多く精度が高いものを選んでおいた方がよい。
モデルによっては液晶パネルを全面に打ち出したものもあり、トレーニングの方法がアニメーションで表示されるモデルもある。Garmin以外のメーカーでも多機能モデルには似たような機能が備わっている。見たまま体を動かせばよいので結構便利だ。それ以外には音楽再生などの機能が多機能モデルには入ってくるが、その辺りはApple Watchなどのほうが便利な印象を受ける。スポーツタイプのスマートウォッチにもスマートフォン通知機能、音楽再生、電子マネー支払い機能などが入ってきているが、こうした機能はあまり多く望まないほうがよいだろう。こうした機能を多用すればそれだけバッテリーも減るし、そっちが目的ならApple Watchかスマートフォンをそのまま使ったほうがよい。
廉価なモデルになるとGPSの機能がないことも多い。スマートフォンと連動してスマートフォンのGPS機能を使うというパターンだ。最近のスマートフォンはGPS関係の精度が高く正確な値が得られる。こうしたタイプのスマートウォッチを使う場合は常にスマートフォンが手元に必要になる。スマートフォンを置いて移動することは稀だと思うので、ビジネス用途で問題が出ることはないと思うが、こうした点で価格の差が生まれていることは知っておこう。
Garminは計測したデータをクラウドで利用するために「Garmin Connect」というサービスも提供している。データをクラウド側で管理することが可能で、Webブラウザからも操作可能だ。ライフログは長期にわたって取得することに意味がある。クラウドサービスを通じて永続的な管理ができるのはGarminの利点のひとつだ。
Polar
日本ではGarminほどの知名度はないが、知っておきたいメーカにPolar(ポラール)がある。提供しているスマートウォッチのラインアップはGarminと似ている。Polarの最大の特徴は心拍計の精度の高さだ。精度の高い心拍データはそのまま高いクオリティの分析結果として現れる。スポーツ向けの計測や分析はもちろん、詳細な睡眠の分析などは疲労の確認や回復への生活改善などに役立つ。Polarのスマートウォッチには独自の機能なども多く、スポーツのみならず生活のクオリティを引き上げるために役立つスマートウォッチだ。
Polarは先日、同社のフラッグシップモデルの最新版となる「Polar Vantage V2」を発表した。各種センサーの精度が向上したほか、パフォーマンス系のテストと回復系のテスト機能が追加された。Vantage V2には運動で消費したカロリーがどのエネルギー源(脂質、炭水化物、タンパク質)をどの程度使ったかを報告する機能も備わっている。体脂肪の燃焼を目的に有酸素運動に取り組むことも多いと思うが、実は強度を間違えるとキツイ割にほとんど脂肪の消費が増えないということが起こる。Vantage V2を使うとそこをバッチリ教えてくれる。適した強度を知ることで効率よく自分の目指す運動を実現できる。モニタリングとデータの可視化はとても大切だ。
このほか、Polarの提供するモデルでビジネスで使えるスポーツタイプはVantage M、Ignite、Unite辺りではないかと思う。Uniteは入門モデルに位置づけられており、廉価で導入しやすくなっている。
参考までに、本稿執筆時点でのメーカ価格を掲載しておく。
モデル | メーカ価格(税別) |
---|---|
Polar Vantage V2 | 69,800円 |
Polar Vantage M | 35,800円 |
Polar Ignite | 27,800円 |
Polar Unite | 19,800円 |
Polar Vantage V2が提供する主な機能を次にまとめておく。
- 稼働時間 トレーニングモードで最大40時間(高精細GPSと手首での心拍計測時)、ウォッチモードで最高7日間(継続的な心拍計測時)。複数の省電力オプションから選択可能
- 防水性能 水深100m(着用したまま水泳が可能)
- GPS+GLONASS、Galileo、みちびき(QZSS)内蔵(短時間で位置情報を取得できる補助GPS搭載 - A-GPS)
- 気圧高度計測
- 傾斜計測
- 上昇と下降計測
- 標準規格BLEによる心拍センサー、ランニングケイデンス/パワーセンサー、サイクリングスピード/ケイデンス/パワーセンサーとの互換性
- Serene呼吸エクササイズ
- 回復計測機能Nightly Recharge
- 心拍数を継続的に計測
- 毎日24時間のアクティビティ記録
- 睡眠時間と睡眠の質
- 睡眠ステージ
- 睡眠スコア
- アクティビティ目標
- アクティブ時間
- 歩数と距離
- アクティビティサマリー
- アクティビティ効果
- 低活動アラート
- FitSpark デイリートレーニングガイド
- Hill Splitter
- FuelWise 栄養補給リマインダー機能
- Training Load Pro
- カーディオ負荷
- 筋肉への負荷
- 自覚的な運動負荷
- ランニングプログラム
- Recovery Pro
- 手首からランニングパワーを測定
- 速度と距離を手首で測定
- ランニングケイデンスをリストの動きでチェック
- ルートプランニングとターンバイターン方式のガイダンスがKomootによりサポート
- ルートガイダンス
- ルートインポート
- リスト型心拍モニター
- 心拍数
- HRmax(最大心拍数)
- 心拍ゾーン
- スピード/ペースゾーン
- パワーゾーン
- ZoneLock
- ゾーンポインター
- Stravaライブセグメント対応
- 起立試験
- Polarフィットネステスト(VO2max計測)
- 手首型心拍計によるPolarフィットネステスト
- ランニングインデックス
- 脚力回復度テスト
- ランニングパフォーマンステスト
- サイクリングパフォーマンステスト
- スマートカロリー
- 使用エネルギー
- トレーニング効果
- スタート地点に戻る
- 距離
- スポーツプロファイル
- マルチスポーツトレーニング
- レースペース
- スピード/ペース
- トレーニング目標
- R-R間隔計測
- トレーニング履歴
- トレーニングダイアリー
- インターバルタイマー
- ラップ、手動
- ラップ、自動
- スイミングメトリクス
- タップジェスチャー
- オートスタート/ストップ
- ストップウォッチ
- カウントダウンタイマー
- 気圧計
- コンパス
- 音楽コントロール
- スマート通知
- 天気
- ケイデンス
- 速度
- 距離
- ケイデンス
- 距離
- ストライドの平均長さ
- スピード/ペース
- モバイルで設定
- Bluetooth Smart
- 音声アラート
- バイブレーションアラート
- アラーム
- ボタンロック
- バックライト
- バイクの設定 – 3台の自転車まで
- 環境光センサー(ALS)
- GPS省電力モード
- シーズンプランナー
- Running Indexの分析
- ダイアリー
- マップ表示
- 追体験
- 探す
- ソーシャルフィード
- その場で提供されるアクティビティとトレーニング分析
- 高度なアクティビティおよびトレーニング分析
- トレーニング計画
- スポーツプロファイル設定
- 進歩状況の確認
- Polar Flowウェブサービス
- Bluetooth Smart経由でPolar Flowモバイルアプリ
- Komoot互換性
- データエクスポート
廉価なモデルになるほど、上記の機能のうち、利用できるものが減っていくと考えておこう。こうした仕組みはどのメーカーも同じだ。PolarはGarminと同じように「Polar Flow」と呼ばれるクラウドサービスを提供している。スマートウォッチで計測されたデータはアプリでも利用され、さらにPolar Flowにアップロードされ永続的に利用できる。より長期に渡る分析や計画はWebブラウザの方が扱いやすいこともあり、本気で健康改善に取り組んでいくならGarminやPolarのようにクラウドサービスを提供しているかどうかも選択する判断基準にしておきたい。
選び方はむずかしいが……できればフラッグシップから。カッコいいは大前提
前回取り上げたApple WatchとGalaxy Watchの場合、持っているスマートフォンである程度候補を絞ることができた。しかし、今回はそうした指針はない。GarminもPolarも似たような機能やサービスを提供しており、最終的には店頭で腕につけてみて気に入ったものを選ぶのが基本になると思う。
個人的な感想だが、Garminは運動やトレーニングをより細かく自分で制御して計画および実行していく時に便利で、Polarは運動分析や睡眠分析、疲労分析など、現状を把握して改善に生かす時に便利といった感じがしている。どちらも似たような機能を提供しているので、最後は好みで選べばよいと思うが、積極的に運動能力の向上を目指すならGarmin、生活の質改善と運動能力の向上を目指すならPolar、というのは1つの考え方になるのではないだろうか。
次にモデルの選択方法だが、予算が許すのであれば可能な限りフラッグシップに近いモデルを最初に購入することをお薦めしたい。自分に本当に必要となる機能というのは、実際に使ってみないとわからないからだ。スポーツタイプのスマートフォンは短くて1年、通常は2、3年で後継モデルが出ることが多い。次のモデルを買うまで、一番最初にフラッグシップモデルだ。
最初に廉価な入門モデルを購入するのが通常の方法だと思うが、この方法だとスマートウォッチが提供する便利な機能を体験することができないため、それ以上想像や発想を膨らませることができない。予算には都合があるので難しいところだとは思うが、最初はできるだけフラッグシップやそれに近いモデルを購入したいところだ。
最初にフラッグシップに近いモデルを試し、次のモデルは自分の欲しい機能を備えたもっと廉価なものを選ぶ。次もやはりフラッグシップモデルが必要ということにもなるかもしれないが、それは悪い投資ではないはずだ。自分の状態を正しく把握できれば、運動不足や悪い生活習慣も見えてくる。仕事の基本は健康だ。フラッグシップモデルを使って健康体の維持に役立つならよい投資だと思う。
スポーツ寄りというよりもアウトドア色が強くなるが、Polarのデザインが好みであればSuuntoのスマートウォッチも候補に挙げておきたい。SunntoはGarminやPolarのようなクラウドサービスは提供していないが、似たようなことはアプリで実施できる。PolarもSunntoもフィンランドの会社で、スタイリッシュなデザインだ。スマートウォッチはともかく付け続けることが必要なので、自分の気に入ったデザインであるかどうかもとても大切な要素なのだ。ぜひ店頭に足を運んで実物を見て検討してもらえればと思う。