こんにちは。プログラミング クラブ ネットワーク : PCN の 原です。

もうすぐ夏休みですね。夏休みといえば、プログラミング!?集中して作品作りに取り組める長期休暇、楽しく過ごす計画を考えてみてはどうでしょう。自由研究にプログラミング と paprika を組み合せると、面白い事ができそうですよ?

以前告知していた「PCNこどもプログラミングコンテスト 2017夏」もスタートします。過去最大数の賞品を用意して(ご協賛各社様に感謝!)、みなさんの応募を待っています!

paprika 作りを始める前に

前回、机の上にpaprika付属品を広げてもろもろ確認しました。足りないものは無かったですか? もし付属品が足りなかったら、購入したお店に確認してくださいね。

組み立て説明書のページ1と2、そして同梱の用紙を今一度確認したら、組み立てスタートです。最初は paprika のからだ(ボディ)を作っていきます。段ボールパーツ3枚をメインで進めていきます。

段ボールパーツの扱い方のポイント

最初に、知っておくとスムーズに組み立てられるポイント3つを伝授します。(説明書の補足情報をメインで説明します)

1)段ボールのパーツは、斜めの切込みが左上に来るように置くと、段ボールの裏側が上に来るようになります(組み立て説明書 ページ2に説明あり)

2)裏面にはパーツ番号(例えばA-1、B-3とか)が打刻されています。ですので、先にすべてのパーツを外してしまうのは避けましょう(前出のパーツ番号が不明になるので)

3)型から外すときは、裏から押すと綺麗で簡単(表からはずそうとすると、綺麗にはずれない)

段ボールパーツ全部

パーツ番号の打刻

からだを作ろう(説明書 ページ3。めやす時間 : 15分)

最初は、からだの作成からスタートです。ここでのポイントは、折り目がある裏面を向けておくこと。そうすると説明書のとおり、内側に谷折りしていけます。

「ベロ」がうまく入らず苦戦する場合は、ベロの段ボールを山の形にして、奥の方まで入れてから、山を平らにすると簡単ですよ。

段ボールパーツA-1裏面

ベロを入れる工夫

あたまとからだをつなげよう(説明書ページ4,5。めやす時間 : 20分)

Paprika本体の工作は、簡単なのでサクサク進みます。プラネジがピアスみたいでかわいいですし、首を作るのに輪っかの段ボールを入れるのは、輪投げみたいで楽しく進められます。

ここまで準備ができたら、全部の折り目を内側に軽く折ってから、あたまを作ります。

あたまの折り目を折ったところ

あたま横のツメさしこみ

あたまのツメの折り返しのときは、下の折り目をしっかりと内側に折っておくと、上からの折り込みが入りやすくなりますよ。

うでをつくろう の準備(説明書ページ6。めやす時間 : 15分)

続いて、ページ6をみて各パーツを用意します。そして「サーボモーターは調整が必要です」の項目に取りかかりましょう。「うで」を作り上げるのが、今回一番難しいところになるので、じっくりゆっくり。

サーボモーターとは、角度を指定して回すモーターです。90度とか270度の位置に動けと指示を送ると、その角度でピタッと止まります。ですので、組み込み時には角度の位置を決めるのが大切。うでの中に組み込む前に、サーボモーターに同梱の説明書を読んで、調整を行います。

ちなみにpaprikaで使うサーボモーター・GR-90 の稼動範囲は90度から270度までなので、腕を一周回すことは出来ません。注意してくださいね(無理に回すと壊れちゃいます)。また、次回組み立てるモーター(理科の実験やミニ四駆で使う、グルグル回転するもの)とは違い、複雑な構造をしていますので、やさしく扱ってください。

サーボモーターにホーンをつけて調整

2つの調整完了

ポイント

●モーターを調整するためのサーボホーンは、パプリカ(本体)組み立てにも使用しますので、調整後は一度外しましょう。

●サーボホーンが入ったパーツ袋には、2種類のネジが入っています。うでの取り付けには「短いネジ」を使うので、取り出しておきましょう。

うでをつくろう(説明書 ページ6, 7, 8。めやす時間 : 30分)

では、調整済みのサーボモーターを、うでに組み込んでいきますよ(かならず、調整を先にやりましょう)。調整したときに使ったサーボホーン、短いネジをつかって固定していきます。

うでにサーボホーンを埋め込む

からだにうでを固定

うで と からだ をつなげるときは、先にうでの位置を固定してから、モーターの頭を押し込むようにすると、簡単につけられます。うでを 取り付ける時に、調整したモーターが動かないように慎重に作りましょう。

からだと左うでが合体

右うでも同じように

材料がたくさんあるので、どれをどこに使うのか間違えないように注意しながら順次ドッキング。左うでが作れれば、もう片方は、同じ手順を繰り返すだけです。

土台をつくってつなげよう (説明書ページ9, 10。めやす時間 : 15分)

さあ、今回最後のステップです。からだとキャタピラをつなげる土台を作ります。土台ができたら合体させましょう。穴の位置を間違えないように確認しながら進めていくと、paprikaの上半身が完成します!やりましたね。

からだと土台を合体

paprika 上半身完成

挑戦してみよう

paprikaを自分で組み立てよう。自分で組み立てると、改造する時に楽しいし、壊れたときも自分で修理できて一石二鳥。組み立てでわからないことがあれば、組み立て説明書を大人の人と一緒に確認してみよう。

まとめ

・paprikaのボディは、段ボールのパーツを組み立てて作る
・最初の難関ポイントは「うでのサーボモーター」
・わからない時は、組み立て説明書、そして組み立て中のpaprikaとにらめっこ

挑戦してみよう(前回の答え)

paprikaのフルカラー組み立て説明書をペラペラ読んでくれたらそれで大丈夫です!

著者紹介

原 秀一(はら ひでかず)
サーバー・ネットワークが得意なWebシステム系のITプロフェッショナル。福井工業高等専門学校 電子情報工学科、福井大学 情報工学科を卒業。学生時代はプログラミングから逃げ腰だったが、クラウド時代になり35歳から本格的にプログラミングを再開。IchigoJam等を用いたプログラミングを広める団体PCN(プログラミング クラブ ネットワーク)を友人と共に主宰し、主にアフリカ担当としても活動中。