書式ツールを使った表現
前回はMarkdown記述を使ったコードブロックを紹介しましたが、書式ツールを使うと、コードブロックよりさらに高度なコードスニペットも使用できます。まずは書式ツールから紹介します。
(1)Teamsの投稿で「新しい投稿」をクリック。
(2)「書式」ボタンをクリック。
(3)書式ツールバーにはさまざまなボタンが並び多くの書式を使用できます。
各ボタンには以下のような機能があります。
番号 | ボタン名 | 機能 |
---|---|---|
1 | 太字 | 文字を太くする。トグル。ショートカットキー[Ctrl]+[B] |
2 | 斜体 | 文字を斜体(イタリック体)にする。トグル。ショートカットキー[Ctrl]+[I] |
3 | 下線 | 文字に下線(アンダーライン)を付ける。トグル。ショートカットキー[Ctrl]+[U] |
4 | 取り消し線 | 文字に取り消し線を付ける。トグル。 |
5 | ハイライトカラー | マーカーを塗ったように文字に背景色を付ける。トグル。 |
6 | フォントの色 | 文字の色を設定する。 |
7 | フォントサイズ | 文字の大きさを変更する。 |
8 | リッチスタイル | 段落の書式(見出し、均等割り付け)を設定。 |
9 | 書式設定クリア | 選択した範囲の書式設定をクリア。 |
10 | インデントを減らす | 字下げ文字数を減らす。 |
11 | インデントを増やす | 字下げ文字数を増やす。 |
12 | 箇条書き | ●印の箇条書き。 |
13 | 番号付きリスト | 一連番号の箇条書き。 |
14 | 引用 | 引用ブロックを設定。行頭に引用を示す濃い灰色の帯が付く以外は、前号で紹介したコードブロックと同様の強調枠。 |
15 | リンクを挿入 | ハイパーリンクを設定。表示文字列とリンク先を設定可能。 |
16 | コードスニペット | コード(プログラムなど)用のコードブロック。後述。 |
17 | 水平線を挿入 | 水平線。 |
18 | 表を挿入 | 行数列数を指定して表を作成。 |
19 | 重要としてマーク | 投稿全体を赤枠で囲み、重要な投稿であることを表現。トグル。 |
20 | その他のオプション | 編集の「取り消し」または「取り消しの取り消し」。 |
※トグル(toggle)
トグルと表記した機能は、同じ操作でオン・オフが切り替わります。
※その他のオプション
ウインドウの横幅によって、表示しきれないツールボタンは「その他のオプション」内のメニューに収容されます。
コードスニペット
Teamsのコードスニペットは、前号で紹介した複数行コードブロックに似ています。
コード(code)とは規則を意味しますが、特定の規則による記述…たとえばコンピューター言語などをコード呼びます。Teamsのコードスニペットでは、コードの種類によって最適な表示を行います。また、行番号を表示します。 特に技術者やウェブデザイナーには重宝な機能でしょう。
(1)コードスニペットの開始位置まで投稿文章を入力し、改行する。
(2)コードスニペットボタンをクリック。
(3)入力したテキストコードをコードブロックの幅で自動改行するときはチェックボックスをオンにする。
(4)コードの種類の選択ボタン。
(5)入力するコードの種類をメニューからクリックして選択。
ここでは、例としてコードの種類に「HTML」を選択し、HTMLのコードを入力します。HTMLはWebページを記述するためのコンピューター言語です。 なお、コードの種類として「テキスト」を選択すると、行番号付きの複数行コードブロックといった体裁になります。
(6)クリックしてコードスニペットのタイトルを入力。
(7)コードを入力。選択したコードの種類に合わせて、キーワードが色分け表示されて可読性に優れる。
(8)入力したコードをスニペットとして投稿メッセージに挿入。
(9)投稿メッセージに挿入したコードスニペット。
(10)コードスニペットを再編集するには「ペン」ボタンをクリック。
(11)「送信」ボタンをクリックして投稿(送信)。
(12)コードスニペットを含むメッセージを投稿した。
(13)表示しきれないコードスニペット全体を読むときは「展開」をクリック。
※スニペット
スニペット(snippet)とは切れ端とか断片という意味ですが、コード(code:プログラム記述など)の一部をコードスニペットと呼びます。通常は、単なる一部ではなく、よく使う記述、再利用可能な記述をいつでも使えるように部品化したものをスニペットと呼びます。
5回にわたってMarkdown記述やコードブロック、コードスニペットなど、Teamsのちょっと通な機能を紹介しました。
こうした機能を活用することで、投稿メッセージにメリハリを付けて可読性を向上させることができます。ぜひ活用してください。