Microsoft Edgeの「お気に入り」は、ほかのWebブラウザの「ブックマーク」とほとんど同じものであることを取り上げた。このMicrosoft Edgeの「お気に入り」はさらに「お気に入りバー」と「その他のお気に入り」という“入れ物”に分かれている。今回はこの辺りについて説明しておきたい。
→連載「意外と知らないMicrosoft Edgeの便利な使い方」の過去回はこちらを参照。
お気に入りに登録
お気に入りは、メニューから選ぶか、「Ctrl」+「Shift」+「O」を押すか、アドレスバーの右端に「☆三」というアイコンがあればそこをクリックして表示させることができる。
覚えておきたいWebページを開いて、アドレスバーの右端にある「☆+」アイコンをクリックし、お気に入りに登録していく。いくつか登録すると、お気に入りの表示が次のようになる。
お気に入りバー
お気に入りに表示されるリストは「お気に入りバー」と「その他のお気に入り」という2つの項目に分かれていることがわかる。前回紹介した方法でお気に入りに登録を行うと、基本的に「お気に入りバー」の方に登録が行われる。
この「お気に入りバー」に登録されたものは、その名前の通り「お気に入りバー」というUIに表示されることになる。次のスクリーンショットの上部、ちょうどアドレスバーの下部に、「お気に入りバー」が表示されており、先ほど登録を確認したWebページが登録されていることを確認できる。
「お気に入りバー」の表示・非表示の切り替えは、「Ctrl」+「Shift」+「B」を押して切り替えることができる。または、お気に入りのメニューから「お気に入りバーの表示」を選択して「常に」「表示しない」「新しいタブのみに表示」と変更することで表示の挙動を変更できる。
よくアクセスするWebページを「お気に入りバー」に登録しておく方法が便利だと感じる場合は、このUI/UXを活用しよう。
お気に入りの編集
「お気に入り」のメニューは、登録したWebページを表示する機能を担っているのみならず、登録されている項目の編集も行えるようになっている。例えば、「お気に入り」で登録したWebページはドラッグ&ドロップで移動させることができるので、登録されている順序を次のように変更することができる。
項目の上で右クリックをすると次のように編集用のメニューが表示される。誤って追加してしまった場合には、ここから削除を選択する。
登録したURLを編集したい場合には、先ほどのメニューで「編集」を選択し、表示されるダイアログから編集を行えばよい。
お気に入りバーとその他のお気に入り
これまでの例では、登録したWebページは全て「お気に入りバー」に追加されていた。これはドラッグ&ドロップで「その他のお気に入り」へ移動させることができる。
「その他のお気に入り」へ移動させると、次のように「お気に入りバー」に表示されなくなることを確認できる。
「お気に入りバー」には厳選したWebページだけを登録し、それ以外は「その他のお気に入り」に登録するといったような使い方ができる。
お気に入りとフォルダ
「お気に入りバー」にしろ「その他のお気に入り」にしろ、全ての項目はフォルダを使って階層化させることができる。右クリックでメニューを表示させ「フォルダーの追加」を選択すればよい。
フォルダを作成して項目を分類すると、次のようになる。
フォルダはフォルダのまま移動させることができる。先ほどの項目は全て「その他のお気に入り」に登録されているが、これをフォルダごと「お気に入りバー」へ移動させると次のようになる。
「お気に入りバー」へ移動させたので、お気に入りバーのUI表示は次のようになる。
お気に入りやお気に入りバーを活用するなら、最終的にはこんな感じでフォルダによる分類を行うことになる。こうしないと、登録項目が増えてきたときに目当ての項目が埋もれてしまいかねない。
お気に入りの使い方は最初に覚えておこう
お気に入り(ブックマーク)にWebページを登録しておく方法はオールドスクールな使い方になってきている面があるが、もちろんこれまでも、そしてこれからも、有効な整理の方法の一つであることは間違いない。Microsoft Edgeが提供しているお気に入りの機能は一通り把握しておこう。シンプルで間違いのない整理方法だ。