熟語や例文が豊富な英和・和英辞書
単語の和英・英和辞書は無料で利用できWebサービスやアプリがたくさんあるし、最近は翻訳サービスの精度も高くなっているが、ちょうどよい言い回しや単語の使い方がわかるような例文をたくさん見ようと思うとなかなか難しい。
簡単な熟語だけでなく、メール等で利用できそうな例文やことわざなども簡単に一覧で見せてくれるアプリが「英辞郎 on the WEB(アルク)」だ。PCやスマートデバイスのブラウザから利用できるオンラインサービスとも連携するアプリで、複数端末をまたいで辞書の履歴を利用したいような人にもぴったりのサービスとなっている。
無料登録で豊富な例文をゲット
アプリ起動時に「すぐに使う」というボタンの下に「ログイン」や「アカウント登録(無料)」というボタンが表示される。ブラウザからのサービス利用と同じアカウントが利用可能だが、まずは「すぐに使う」をタップしてみよう。
画面中程に表示される検索フォームをタップしてキーワード入力をはじめると、即座に検索候補が表示される。和英辞書として利用する場合、ひらがなやカタカナ、漢字にするかどうかといった表記のズレで検索結果が変わる心配もなく、手軽に利用できるのがうれしいところだ。
登録なし状態で利用すると、単純な単語翻訳および、簡単な熟語や言い回しが表示される。これだけでも便利だが、無料のユーザー登録を行った場合、例文が表示されるようになる。
登録は検索フォーム利用時に左上に表示される「ログイン」から利用可能だ。もしすでにPCからWebサービスの利用登録をしているのならば、同じアカウントを利用しよう。なお、会員には無料会員と有料会員があり、有料会員になると表示される例文数は100万語以上になるが、無料会員の場合は14万件以上と絞られている。初回登録後30日は有料会員機能が利用可能だから、表示具合を確認してみよう。
詳細な説明表示や発音チェックにも対応
検索結果をタップすると、詳細な説明が確認できる。特に英和辞書は説明が豊富だ。また英和辞書のみ表題語の右にスピーカーマークが表示されており、これをタップすると発音が確認できる。
和英の場合は、説明部分に発音確認機能のボタンはないが、確認したい部分を選択して「音声再生」を利用すれば発音チェックが可能だ。
また例文には分類記号のついているものがあり、英語の中でもアメリカ英語なのかイギリス英語なのかといった土地柄の違いや、ことわざなのかメール等で利用できるような言い回しなのかといった時代性を含む適切さの判断にも役立つ。凡例はヘルプから確認できるから、事前によく見ておこう。
単語帳機能で英語学習
会員登録を行うと、単語帳機能が利用できるようになる。検索結果の右側にあるカードマークをタップするだけで単語帳登録は完了だ。下部の「単語帳」をタップすれば選択したものの一覧が表示される。一覧では英和でチェックしたものが「英語」、和英でチェックしたものが「日本語」として分けてリスト化される。
「並べ替え」では登録単語のソートが可能だ。また「絞り込み」では頭文字や、別途登録したタグでの絞り込みが行えるから、大量に登録しても利用しやすい。登録可能件数は無料ユーザーで100件、有料ユーザーで5000件までとなっている。
また、有料ユーザーの場合単語をタップした画面にある「メモ」や「タグ」をタップして、自分でメモや分類用タグを登録することが可能だ。登録した単語帳はアカウントに紐付けられるため、別の端末で同じアプリを利用している時はもちろん、PCから同じアカウントでログインした場合にはブラウザ上からも利用できる。
なお、基本画面である「検索」のフォームをタップすると、これまで利用した検索キーワードが履歴として表示される。この履歴は右側の「x」をタップして個別に消去し、整理することもできるから、頻繁に検索する単語が残るように調整したりすれば、さらに利用しやすくなるだろう。
利用料金:無料
制作者:ALC PRESS, INC.