Visual Studioエンジニアリングチームは3月25日(米国時間)、「Visual Studio Code 1.113」において、Visual Studio Code バージョン1.113のリリースを発表した。
1.113では、AIチャット設定をまとめて扱える新エディターの追加や、推論レベルの調整機能など、AI関連機能を中心とした改善が実施された。
VS Code 1.113、注目の改善点
Visual Studio Codeバージョン1.113の注目される改善点は次のとおり。
AIチャット設定を一元管理できる新エディター
AIチャットの動作を1カ所で集中管理する「チャットカスタマイズエディター(プレビュー)」が追加された。エージェント、スキル、プロンプトなど、分類ごとにタブ分けされた分かりやすいインタフェースが提供される。
エディターを開く手順は次のとおり。
- タイトルバーのクイックアクセス右横の「チャットの切り替え」アイコンをクリックしてチャットビューを開く
- チャットビュー上部の歯車アイコンをクリックする
チャットカスタマイズエディターの詳細は公式ドキュメント「Customize AI in Visual Studio Code」が詳しい。なお、現在はプレビュー版が提供されているため、安定動作しない可能性がある。
設定画面を開かずに推論レベルを調整可能
Claude Sonnet 4.6やGPT-5.4など、推論をサポートする環境において、モデル選択のポップアップメニューにサブメニュー「Thinking Effort」が追加された。このメニューを利用することで、設定画面を呼び出すことなくモデルの推論レベルを調整できる。
レベルを上げると回答の質が向上するが、消費トークンおよび遅延も増加することになる。なお、指定可能なレベルはモデルごとに異なる可能性がある。
新しいデフォルトテーマを追加
新しいデフォルトテーマ「VS Code ライト」および「VS Code ダーク」が追加された。これらは従来のデフォルトテーマ「Modern」の操作性を維持しながら、新鮮かつモダンな外観を提供するように設計されている。
今後VS Codeの利用を新規に開始すると、オペレーティングシステムのデフォルトテーマに合わせ、ライトまたはダークが自動的に選択されるようになる。テーマの変更手順は次のとおり。
- ショートカットキー「Ctrl+K、Ctrl+T」の入力または、画面左下の歯車アイコン→「テーマ」→「配色テーマ」をクリックする
- クイックアクセスにプルダウンメニューが表示されるので、「VS Code ライト」または「VS Code ダーク」をクリックする
サブエージェントの入れ子呼び出しに対応
サブエージェントからサブエージェントを呼び出せるようになった。これまでは終わりのない再帰処理の懸念があったことから制限されていたが、今後は複雑なタスクを処理することができる。本機能の利用を開始するには設定「chat.subagents.allowInvocationsFromSubagents」の有効化が必要となる。
段階的な展開を開始
Microsoftはすべてのユーザーに対して、Visual Studio Codeバージョン1.113の段階的な展開を開始した。速やかにアップデートしたいユーザーは、メニューの「ヘルプ」→「更新の確認…」をクリックすることで入手できる。

