Windows Centralは3月25日(米国時間)、「Microsoft says it's listening to Windows 11 feedback, but skepticism is louder than ever|Windows Central」において、Microsoftが最近発表したWindows 11の改善計画「Windows品質に対する当社の取り組み」に対し、懐疑的な見方をするユーザーが増加しつつある現状を伝えた。

Microsoftはこれまで事あるごとに「ユーザーの声に耳を傾けている」と述べ、ユーザーと向き合う姿勢をみせてきた。しかし実際には、ユーザーの希望に沿う形の製品開発や改善が試みられるケースは少なく、特にWindows 11ユーザーの不満は高まり続けている。

この状況に危機感を覚えたとみられるMicrosoftは改善計画を発表し、繰り返し指摘されてきた問題の一部改善を約束した。しかしながら、この取り組みに対してコミュニティーの間では楽観論と懐疑論で意見が割れていることが明らかになった。

  • Windows 11改善に懐疑論 出典:Microsoft

    Windows 11改善に懐疑論 出典:Microsoft

楽観論と懐疑論が噴出、割れる意見

楽観論はMicrosoftの方針転換を素直に受け入れる意見が中心だ。繰り返し訴えてきた問題が受け入れられ、希望の光が見えてきたと期待を寄せている。

一方で懐疑論は、Microsoftの信頼度の低さを指摘する意見が多い。これまで幾度となく約束を裏切ってきた過去があるとして、今回の取り組みについても疑念を抱いている。

議論が求められる問題には言及なし

さらに懐疑論の主張の中には、今回発表しなかった内容にこそ問題があると指摘する意見もある。セットアップ時のMicrosoftアカウントの強制、Copilotを完全にオプトアウトするオプションがない、テレメトリーを完全にオフにできない、広告を停止するオプションがない、クラウド統合(OneDriveなど)やAIの強制は不要などの意見だ。

これらは長らく議論されてきた問題であり、今回触れられなかったことに落胆する声がある。ユーザーの中には別のOSへ移行したと主張する例も見られ、今回の発表がその流れを止められるかは不透明な情勢だ。動作の軽さや安定性を重視する層は、過去のWindowsと比較して現在の環境に不満を抱えており、今回の方針転換が期待する結果につながるのか慎重に見極めようとしている。

Windows 11改善はMicrosoftの正念場に

発表された内容がWindowsに反映されれば、信頼回復のきっかけになる可能性は残されている。逆に、取り組みの遅れや対応が限定的であれば、利用者の不信感がさらに強まる恐れがある。

Windows Centralは、今回の取り組みは最大のチャンスであると同時に最大のリスクでもあると述べ、同社にとって正念場になる可能性を伝えている。