Neowinは3月19日(米国時間)、「MacBook Neo runs Windows 11 apps better than Windows laptops, says Parallels - Neowin」において、macOS上で動作する人気の仮想マシンソフトウェア「Parallels Desktop」が、Appleのノートパソコン「MacBook Neo」で動作すると伝えた。
これにより、メモリ8GBという制約からリソース不足の懸念が残るが、Windows 11アプリを問題なく動作させることが可能だという。
MacBook NeoとWindowsPCを比較検証、実力差は?
Parallels DesktopはmacOS上でWindows 11オペレーティングシステムおよびWindowsアプリの実行を可能にする仮想マシンソフトウェアだ。20万以上のアプリをサポートし、シームレスなインタラクションを実現する。
今回Neowinはこの仮想マシンがMacBook Neo環境においても実用可能とするParallelsのテスト結果を紹介している。このテストでは比較対象としてDell Pro 14(Intel Core Ultra 5 235U、メモリ16GB、Windows 11ネイティブ動作)を採用し、一般的なベンチマークソフトウェアの比較を行った。
シングルコア性能はMacBook Neoが逆転、20%上回る結果に
ハードウェア構成はDell Pro 14が上回っていることもあり、MacBook Neo上のParallels Desktopの全体的な性能は約20%から40%劣る結果となっている。しかしながら、シングルコア性能ではParallels Desktopが約20%上回り、多くのWindowsアプリが問題なく動作するという。
- Parallelsのテスト結果:Parallels Desktop and MacBook Neo compatibility
この結果はCPU性能の差がそのまま現れており、メモリ不足に陥らない条件下で実用的な応答性能を示すと推測される。Parallelsも「メモリを消費する作業を行う場合は、MacBook Air M5やMacBook Proのような多くのメモリを搭載したMacを検討してください」と述べ、メモリ消費の大きなアプリは性能低下をもたらすことを認めている。
CADや3Dは厳しい、グラフィック性能は約50%低下
また、MacBook Neoはグラフィック性能が約50%低いとして、CADや3Dレンダリングなどのグラフィック負荷の高いアプリは推奨されていない。さらにインストール可能なWindowsは「Windows 11 on Arm」のため、x86_64アーキテクチャに依存するアプリは動作しない可能性がある。
結局使えるのか?軽作業なら実用レベル
これらを総合的に評価すると、メモリ消費の少ないシングルタスク利用において、わずかな性能低下の範囲で多くのWindowsアプリが利用可能と言える。Microsoft Officeも利用可能と評価されており、負荷の小さなオフィスソフトの利用も視野に入る。
リソースに余裕がないことからカジュアルな用途に限られるが、PC価格が上昇を続ける中において、新たな選択肢が出てきた。
