高級路線で苦境に立つ資生堂、大衆ブランド「ツバキ」を売却

デスク「元資生堂のヘアケアブランド『ツバキ』を持つファイントゥデイを、米投資ファンドのベインキャピタルが買収するね」

記者「はい。欧州ファンドのCVCキャピタル・パートナーズから2000億円で買収します。コロナ禍で、赤字が続いた資生堂は、選択と集中で、粗利の薄い大衆ブランドの『ツバキ』を本体から切り離し、CVCが買収する形で2021年ファイントゥデイを設立。同社は上場を目指していましたが、2度延期しています」

デスク「今後どうなるの?」

記者「売上収益の約4割を中国・香港地域が占める同社は、高市早苗総理就任後の日中関係悪化で大きな経営リスクを抱えています。今後、米ベイン傘下では中国市場依存を弱め、アジア地域での販路拡大に注力します。これまで大事に育ててきた誰もが知る大衆ブランドを手放してしまった資生堂は、高級路線だけで生き残るという茨の道を選んでしまったように見えます」