三菱重工グループの三菱造船は、舶用アンモニア燃料エンジン向け装置の初号機を、ジャパンエンジンコーポレーション(J-ENG)向けに出荷。運用効率化と安全性向上のため、遠隔操作や自動制御が行えるを特徴としており、今後は同装置の試運転や検査といったコミッショニング作業を行う予定だという。
三菱造船が今回出荷したのは、J-ENGが製造する舶用アンモニア燃料エンジン初号機「7UEC50LSJA-HPSCR」に対応する「アンモニア燃料供給装置」(AFSS:Ammonia Fuel Supply System)と、「アンモニア処理装置」(AGAS:Ammonia Gas Abatement System)。いずれも、三菱造船が製造する同装置の初号機となる。
AFSSはアンモニア燃料を安定的かつ安全にエンジンへ供給する役割を持ち、AGASは重油・アンモニア燃料の切り替え時などに発生する余剰アンモニアを安全に処理する機能を備える。どちらも統合制御装置による遠隔操作と自動制御が行え、運用効率化と安全性向上を追求したという。
三菱造船では、「今回の早期市場投入により、J-ENG製アンモニア燃料エンジン初号機と、三菱造船製のAFSS・AGASの組み合わせによる運用が実船で実証され、海事業界の脱炭素化の取り組み加速が期待される」としている。
