ゼネテックは、製造業におけるPLM(製品ライフサイクル管理)システムの導入に向けた業務診断サービス「AssessA SCAN」の提供を3月2日より開始することを発表した。

DXが進む近年の製造業では、製品製造の上流から下流までにおける全データを一元管理し、開発期間の短縮やコスト最適化など多角的な手段で製品価値を最大化させるため、PLMの導入が広がっている。しかし従来は、PLMの導入検討に数カ月の期間を要する上、業務課題が不明瞭なまま導入に着手し“使い始めてから活用方法を考える”というプロセスが一般的であった結果、数千万円~数億円の投資が必要とされるにもかかわらず、経営判断と現場業務の乖離やPLMが効果を発揮する前で現場が疲弊し断念するケースなど、最終的にPLMが定着せず、属人的な現場運用に逆戻りするケースが少なくないという。

そうした課題を解決するためゼネテックが開発したのが、PLM導入検討における「業務・組織・IT環境」の課題を短期間で定量的に可視化する診断サービスの「AssessA SCAN」。PLMの導入可否判断から、導入前に解決すべき課題の優先順位とスコープの明確化など、PLM導入をスムーズに行うための準備を短期間で支援する。

具体的には、現状の業務プロセスや組織体制、IT環境に関するヒアリングを行い、その結果を定量評価によってスコアリング。適切な導入範囲についても可視化することで、PLM導入の成功確率を向上させるとする。

  • 「AssessA SCAN」問診画面イメージ

    「AssessA SCAN」問診画面イメージ(出所:ゼネテック)

またゼネテックは同サービスの特徴として、「短期間での可視化」「数値による判断」「中立的な立場からの診断」を挙げる。AssessA SCANでは、独自の診断手法により業務・組織・IT環境の3視点からの分析を約10営業日という短期間で導出可能。そしてヒアリング結果はスコア化されるため、経営層が投資対効果を判断するための具体的な材料を提供できるという。加えて、同サービスはPLM導入を前提としたものではないため、顧客の環境がその導入に適さない場合には「導入をしない」という判断も提示できる点は、大きな強みだとする。

  • 診断結果レポートイメージ

    診断結果レポートのイメージ(出所:ゼネテック)

なおゼネテックは今後、同サービスとPLM短期導入サービスとの連携や、自動レポート作成機能の追加など、サービスの利便性向上を進めていくとのこと。さらに、生産管理などの他のDX領域においても“導入前の診断サービス”として展開し、製造業のDXを包括的に支援するとしている。