Windows Centralは2月25日(米国時間)、「Microsoft was wrong: Windows 11 is not ending support for legacy printer drivers after all|Windows Central」において、Microsoftが旧式プリンタドライバーの廃止計画を撤回したと報じた。
Windowsは旧式プリンタドライバーのサポートを終了せず、現在使用しているプリンターは引き続き動作するという。
不正確な表現を含むロードマップが原因
Windows Centralによると、Microsoftは最初からサポートを終了する予定はなかったとされる。ところが、Windowsの公式ロードマップサイト「Windows Roadmap | Microsoft Windows for Business」において不正確な表現を含む計画が公開されたことで、誤った情報が広がったという。
計画にない情報拡散を確認したMicrosoftはWindows Centralに次の声明を寄せ、この情報を訂正した。
「Windowsはレガシープリンタードライバーのサポートを終了していません。現在お使いのプリンターがWindowsで動作している場合は、引き続き動作します。対応は必要ありません」
続けて次のように述べ、誤解を生むロードマップを削除したと発表した。
「Windowsロードマップの更新情報において、WindowsはV3およびV4のプリンタドライバーのサポートを終了すると記載されていましたが、この更新情報は不正確であり、その後削除されました」
旧式プリンタドライバーの継続利用は可能だが、リプレースの検討を
正しい計画は「End of Servicing Plan for Third-Party Printer Drivers on Windows - Windows drivers | Microsoft Learn」にて公開されている。
概要は次のとおり。
- 従来のV3およびV4のWindowsプリンタドライバー(旧式プリンタドライバー)の「サービス」は、複数年をかけて終了する。ただし、これはドライバーの「サポート」終了を意味しない
- 2026年1月15日以降、Windows 11とWindows Server 2025およびこれ以降のWindowsバージョンに対する新規の旧式プリンタドライバーはWindows Updateから提供されない。すでに提供を行っている既存のプリンタドライバーの更新は、ケースバイケースで承認される
- 2026年7月1日以降、常に「Windows IPPクラスドライバー」が優先されるように変更する
- 2027年7月1日以降、セキュリティ関連の修正を除き、サードパーティのプリンタドライバーの更新は許可されない。既存のプリンタドライバーは、Windows Updateまたはインストールパッケージを用いてインストールすることができる
今回は、Microsoftによる不正確な情報公開が原因で誤った情報が拡散した。正しくは、旧式プリンタドライバーの新規承認を制限し、将来的に更新も完了する計画となる。既存ドライバーの利用に制限はなく、ユーザーには影響しないとみられる。
ただし、重大な脆弱性が発見された場合、そのドライバーは個別に削除される可能性があることには注意が必要だ(参考:「Windows 11の更新プログラムでモデムが動作しない? 不具合ではなくサポート対象外 | TECH+(テックプラス)」)。
Microsoftは今後も脆弱性の修正を受け入れる方針を明らかにしているが、サードパーティによる永続的なサポートが期待できるわけではない。将来のリスクを軽減するために、旧式プリンタドライバーに依存した製品は適時買い替えを検討することが適切と言える。
