Windows Centralは2月17日(現地時間)、「Windows 11 update KB5077181 hits install errors, issues|Windows Central」において、Microsoftの2月の月例更新プログラム「KB5077181」に複数の不具合が存在する可能性を伝えた。
本稿執筆時点までに、これら不具合の存在はMicrosoftによって公式に認められていない。しかしながら、インストールに失敗する事例やシステムの不安定さを訴える報告が増加しているという。
KB5077181のインストールに失敗
KB5077181はWindows 11バージョン25H2および24H2向けの2月のセキュリティ更新プログラムだ。多数の不具合を発生させた1月の更新プログラムの修正を含み、比較的安定していると考えられてきた。
ところが配布が進むにつれて、この更新プログラムからも複数の不具合が報告されたことがわかった。インストールに失敗した事例では、エラーコード0x800F0991、0x800F0983、0x800F0922、0x80073712、0x80096004の発生が報告されている。
これらエラーのうち、0x800F0922は質問者から承認された回答がある。Windows SandboxとHyper-Vのアンインストール、アンチウイルスソフトウェアまたは仮想プライベートネットワーク(VPN: Virtual Private Network)のアンインストール、コマンドによるWindowsイメージの修復およびファイルシステムスキャンといった解決策が示されている。
唯一信頼できる解決策は?
ほかのエラー報告もいくつかの解決策が示されているが、その有効性は定かでない。Windows Centralはこれらエラーに遭遇した場合の唯一の信頼できる解決策として、設定アプリ→「システム」→「回復」→「Windows Updateで問題を解決する」の「今すぐ再インストール」ボタンの実行を提案している。
このボタンはアプリや設定を維持したまま、現在と同じバージョンのWindowsを再インストールする機能だ。システムファイルとコンポーネントを修復することができる。詳細手順は公式マニュアル「現在のバージョンの Windows を再インストールして問題を修正する - Microsoft サポート」が参考になる。
ネットワーク接続できない不具合なども
KB5077181では再起動後にネットワーク接続に失敗する事例も報告されている。Wi-Fiに接続することはできるが、IPアドレスを動的解決するDHCPに問題が発生し、インターネット接続に失敗したとされる。
この問題については、更新プログラムのアンインストールが唯一の解決策として提案されている。推奨される手段ではないが、Microsoftによる修正が確認できるまでの間、一時的な対策として実施することができる。
加えて、Bluetoothが一時的に使用不能になる不具合、オーディオ関連の不具合、システムの動作停止、GPUの動作不良などが報告されている。これらは電源の完全な切断、SSDの完全消去と再インストール、システムの修復インストールで解決する可能性があるという。しかしながら、ハードウェア由来の問題を想起させるものも含まれており、更新プログラムに原因が存在するのかは特定されていない。
KB5077181に関連する不具合の報告件数は、過去の更新プログラムよりも比較的少ないとみられている。大多数のユーザーには影響せず多数の脆弱性の修正を含むことから、積極的にインストールを試みることが推奨されている。
不具合に遭遇した場合は、前述の再インストールまたは更新プログラムのアンインストールで解決する可能性が高い。それでも解決しない場合は、フィードバックHubを通じて不具合を報告するか、Microsoftに問い合わせることができる。
