エプソンダイレクトは2月17日、Windows 11 IoT Enterprise 2024 LTSCを搭載した「Endeavor JP9300」と、OSを搭載しない「Endeavor DA9300」の2モデルを同時に発売した。注文はオンラインショッピングサイトおよびコールセンターを通じて受け付けている。
「Endeavor Pro9300」ベースの長期運用OSモデル/OSなしモデル
この2つの新モデルは、いずれも2025年11月発売の「Endeavor Pro9300」をベースとした高性能デスクトップPC。製造・流通・公共などの現場での安定稼働や、Linux環境での開発・運用を想定した製品となっている。
「Endeavor JP9300」は、Endeavor Proシリーズとして初めてWindows 11 IoT Enterprise 2024 LTSCを採用したモデル。機能更新による予期せぬ挙動を抑え、検証済みの環境を長期間維持できる点が特徴で、OSのサポート期間は2034年10月10日まで。品質検査・外観検査・シミュレーション・AI推論といった現場用途に対応するとしている。
一方の「Endeavor DA9300」はOSなしモデルで、Linux Ubuntu Desktop 24.04.2 LTSでの動作検証済み。GPUを活用したAI開発や仮想化環境など、Windows非依存の運用ニーズに応える製品と位置づけられている。最小構成からカスタマイズでき、PoC(概念実証)から段階的な拡大まで、投資とリスクを抑えた導入が可能としている。
両モデルに共通する主なスペックは、CPUがIntel Core Ultra 5 245KからCore Ultra 9 285Kまで選択可能で、チップセットがインテル W880。グラフィックスはCPU内蔵Intelグラフィックス/NVIDIA GeForceシリーズ/NVIDIAプロフェッショナルシリーズから選択できる。メモリは8GBから192GBのDDR5 SDRAM、ストレージはM.2 SSDなどに対応。光学ドライブはDVD-ROM/DVDスーパーマルチ/Blu-ray Discドライブなどを選択可能。
インタフェースは、2500Base-T/1000Base-T/100Base-TX/10Base-T対応有線LAN×1、USB Type-C×2(正面)、USB Type-A×8(正面×2、背面×6)、HDMI×1、DisplayPort×1、USB Type-C(映像出力対応)×1など。電源は850Wまたは1100W(80PLUS PLATINUM)。本体サイズは約W216.8×D498.9×H430.8mm、重量は約14.9kg〜15.3kg。
価格は構成によって異なり、「Endeavor JP9300」が302,280円より、「Endeavor DA9300」が290,180円よりとなっている(いずれも送料別)。法人向けに無料貸し出しプログラムも実施中で、導入前の動作検証が可能。最長7年間の長期保証オプションも用意されている。
編集部メモ
Windows 11 IoT Enterprise 2024 LTSCは、長期間にわたってアップデートによる仕様変更を行わない、Windows 11の業務/組み込み用途向けエディション。アップデートによる仕様変更(機能更新・UI刷新)が行われないことで、一度動作検証を行ったアプリケーション・サービスが長期間利用できることを保証している。品質・セキュリティについての更新は行われる。また、サポート期間も通常のエディションより長く、メインストリームサポートは2029年10月まで、延長サポートは2034年10月まで行われる。
