キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は2月17日、情報漏えい対策ソリューション「GUARDIANWALLシリーズ」の新製品として、Microsoft 365ユーザー向けの大容量ファイル転送サービス「GUARDIANWALL FileTransfer for Microsoft 365」の提供を開始した。

新機能提供の背景

近年、企業ではDX(デジタルトランスフォーメーション)の進展やリモートワークの定着により、社外の取引先や顧客と大容量ファイルを受け渡す機会が増えており、特に図面や動画などの大容量ファイルはメール添付では限界があり、クラウドストレージを活用したファイル共有が一般化しつつあるという。

一方、企業では情報漏えい対策や運用負荷への懸念からOneDriveの外部共有機能を無効化しており、安全に外部共有したいものの、OneDriveの外部共有は有効化したくないという理由から、社外向けのファイル共有を別のソリューションに頼らざるを得ない状況が続いているとのこと。

こうした課題を解決するため、同社はMicrosoft 365/OneDriveと連携し、社外との大容量ファイル共有を安全かつ簡単に行える新サービスとしてGUARDIANWALL FileTransfer for Microsoft 365(FT365)を提供する。

新機能の概要

FT365はOneDriveからファイルを外へ出すことなく社外と共有できる新方式を採用し、ファイルはFT365を通じてユーザー自身のOneDriveに格納され、受け取る相手はFT365を介してワンタイムパスワードでアクセスする。

ファイル本体は移動せずOneDriveにとどまるため、セキュリティ統制を維持したまま外部共有が可能になるという。これにより、誤操作による公開や無期限の共有リンク、不要なゲストアカウントの管理など、従来OneDriveの外部共有を有効化する際に指摘されてきたリスクを避けつつ、必要な外部共有だけを安全に行うことを可能としている。

また、共有元が自身の共有状況を一覧で確認でき、相手側のダウンロード状況も把握できます。これにより、誰に・何を・いつまで共有しているかを利用者自身が管理できるようになり、利用者レベルでのガバナンス向上にもつながるという。

さらに、専用のクラウドストレージを別途用意することなく、既存のMicrosoft 365/OneDrive環境を活用することで、最大20GBまでの大容量ファイルを安全かつ簡単に送受信でき、低コストでの運用が可能。従来のOneDriveの手軽さとスピードをそのままに、社外向けのファイル共有はFT365を通すことで、利用者にとっては自然で分かりやすく、管理者にとっても把握しやすい運用が可能になる。