天地人は、人工衛星から取得した地表面温度データを活用し、水道管の凍結リスクを250mメッシュで可視化する「水道管凍結注意マップ」を自治体などに提供開始。自治体などの水道事業体が、地域ごとの凍結リスクを住民に分かりやすく伝えて事前対策を促すことで、凍結による漏水事故の防止につなげられるとしている。
同マップでは、水道管が凍結しやすいとされるマイナス4度を下回る日数を指標に、3段階で凍結リスクを表示。250mメッシュという細かさで表示することで、住民に対して「自分が住んでいる場所のリスク」として示し、事前対策を促すことにつなげるねらいがある。
自治体などが水道管凍結注意マップを導入する場合、大規模なシステム改修や専門知識は必要なく、申し込みから最短8日間程度でURLを発行。自治体や水道事業体が発行する広報誌やSNS、ホームページなどにQRコードやリンクを掲載することで、住民がスマートフォンやPCから自宅周辺の凍結リスクを確認できるようになるという。
さらに、住民向けの注意喚起チラシもあわせて提供でき、「現場の職員の負担を増やすことなく、今冬からすぐに凍結対策を強化できる」とアピールしている。
水道管凍結注意マップは、天地人が提供する水道DXソリューション「宇宙水道局」で培ってきた、衛星データとAIを活用した漏水リスク診断の技術を応用したもの。宇宙水道局を契約していなくても単体で利用でき、「“水道DX”の第一歩として導入を検討してほしい」としている。
宇宙水道局は、衛星データを活用して水道事業を支援するソリューションとして、JAXA認定の宇宙ベンチャー・天地人が提供。約100m四方のメッシュ単位で漏水リスクを5段階で診断し、管路ごとのリスクを診断するシステムを組み合わせることで、水道インフラの状態を細かく把握。より効率的に維持管理することを可能にしている。

