レバレジーズは2月5日、障がい者法定雇用率の2.7%への引き上げを前に、企業の経営層や人事担当者を対象としたVR体験型研修「VRで『見えない障がい』を疑似体験 ~必要なのは合理的『調整』~」を2月25日から27日の3日間開催すると発表した。同社が運営する障がい者就労支援サービス「ワークリア」が主催する。参加費は無料(事前申込み制)で、会場はレバレジーズ本社(渋谷スクランブルスクエア24階)。

  • 「見えない障がい」をVRで疑似体験する研修を2月25日から27日に開催

    VRで『見えない障がい』を疑似体験 ~必要なのは合理的『調整』~

2026年7月の障がい者法定雇用率引き上げを控えての研修実施

2026年7月に、民間企業の障がい者法定雇用率が現行の2.5%から2.7%へ引き上げられる。厚生労働省のデータによると、身体・知的障がい者の新規求職申込件数がほぼ横ばい・減少傾向にある一方で、精神障がい者の求職件数は急増しており、採用市場のメインボリュームは「精神・発達障がい者」へシフトしているとされる。

しかし、ワークリアが実施した調査では、障がい者雇用を行う企業の約5割が「身体障がい者を積極的に採用したい」と回答しており、市場の実態に企業側の意識が追いついていないのが現状。その背景には、精神・発達障がい者の雇用にあたり「どう接すればいいか分からない」という現場の不安があり、それが採用の躊躇や早期離職を招いているという。

今回の「VRで『見えない障がい』を疑似体験 ~必要なのは合理的『調整』~」は、対象者ごとに内容を分けて実施する。1日目と2日目は、企業の経営層や人事責任者、障がい者雇用担当者を対象とした社外向けセミナーとして実施する。プログラムは2部構成で、第1部ではVRを用いて五感の感覚過敏や注意欠如など、発達障がいの特性を一人称視点で疑似体験する。第2部では、当事者であるレバレジーズの障がい者社員が登壇し、同一の指示であっても健常者と障がい者とでは受け止め方がどのように異なるかを図解で解説する。

1日目は2月25日17時から、2日目は2月26日17時からのスタートで、いずれも所要時間は約2時間。会場はいずれも渋谷スクランブルスクエア内のレバレジーズ本社。法定雇用率の未達成や今後の引き上げへの不安、身体障がい者採用の難航、精神・発達障がい者の定着課題を抱える企業を主な対象とし、VR体験を通じて「わからない」という漠然とした不安を解消し、現場で実践可能な具体的ノウハウの提供を目指すとしている。

3日目は2月27日14時から、同社の障がい者社員と共に働く社員および役員を対象とした社内向け研修として実施する。所要時間は90分で、社員とトップマネジメント層が同時に体験することで、組織としてのスタンスを統一し、より強固な受け入れ体制の構築につなげるとしている。

1日目/2日目の社外向けセミナーの参加費は無料だが、2月24日12時までの事前申し込みが必要。

レバレジーズには約180名の精神・発達障がい者社員が活躍し、業界平均の約2倍の定着率(約90%)を実現しているという。同社は今回のセミナーのような取り組みを通じて、企業の持続可能な雇用環境の創出を支援していく方針。