ソフトバンクロボティクスは、同社が取り扱う人型ロボット「Pepper」が、“世界初の量産型ヒューマノイド”としてギネス世界記録に正式認定されたことを2月2日に発表。また、最新のAI(人工知能)と映像分析技術を搭載した「Pepper+」(ペッパープラス)を同日から提供開始する。
Pepperは、ソフトバンクモバイルと仏アルデバランが共同開発した“世界初の感情認識パーソナルロボット”として2014年6月5日に発表。翌2015年6月20日から販売開始し、以後10年以上にわたり、さまざまな現場で活用が進んでいる。
新たなPepper+は“人の心をつかんで、動かす”ことをめざし、最新のAIと映像分析技術を備え、AIエージェントを実装したロボットへと進化。胸部の前に掲げるタブレットも刷新し、アプリ開発を容易にすることで、顧客の用途に合わせた柔軟で迅速な活用を可能にしたとしている。
Pepper+の提供開始に合わせ、ソフトバンクロボティクスではまず、小売業界向けにAIを活用したロボアプリを多数展開。今後は観光や医療、介護など幅広い分野向けのソリューションも提供していく。
Pepper+のレンタル料金は、店舗や施設での販促用途など法人顧客向けの「AI活用プラン」が79,800円/月(年間契約)、イベント利用などの「短期利用プラン」(1カ月)が1回につき15万円。いずれも初期契約費用として別途9,800円がかかる。
どちらも「Pepper+対象マイグレアプリ」を含む共通のアプリ(後述の4つ、Pepper PARLORは除く)を搭載しており、AI活用プランでは一部アプリの利用時に見積もりが発生する。詳細はソフトバンクロボティクスの製品情報ページを参照のこと。
AI接客エージェント
KODEKAの協力のもと、プロの実演販売師のコミュニケーション術をAIで再現。搭載カメラで人物を認識し、興味を引く声かけ、対象者の服装や会話内容に応じた最適な商品提案を行う。
Pepper PARLOR
東急プラザ渋谷5階「Pepper PARLOR」の人気メニュー「焼きたてパン食べ放題」の約30種のパンの中から、来店者一人ひとりに最適なパンを接客AIエージェントで提案。来店者に合わせた新しい“食の体験”を提供する。
オフィス向け入退出管理ソリューション
コクヨとTIGEREYEが共同開発した顔認証技術と、スマートキーを組み合わせたソリューション。エントランスに立つPepper+が来訪者や従業員の顔認証を行い、認証情報をもとに会話をしながら、案内をすることでスムーズな入退室をサポートする。社員証や鍵を使わずに入退室ができるだけでなく、来訪者に合わせた自然なコミュニケーションを通じて、よりスマートで快適なオフィス環境を提供する。
コクヨの未来の働き方を実践する拠点「KOKUYO OPEN LAB.」に先行設置され、働き方を変革する先進的な技術検証の一環として本ソリューションを活用したデモ展示を行う。
即興カメラマン・あなたの話deミュージカル
即興カメラマンは、ホテルや観光施設に設置されたPepperが、ユーザーに旅の思い出を提供するエンターテインメントアプリ。Pepperのカメラで撮影したユーザー自身の写真をAIでアニメ調に変換し、観光地や店舗の背景とセリフを組み合わせて特別な一枚を生成。生成された画像はQRコードでスマートフォンに保存できる。今後、商品のプロモーションやイベント会場でのエンターテインメントコンテンツとしての提供も検討していく。
あなたの話deミュージカルでは、Pepperがユーザーとの会話から、AIで歌詞とメロディ、ダンスを生成し、オリジナルのミュージカルを即興で披露する。
両サービスは東急プラザ渋谷5階のカジュアルダイニング「Pepper PARLOR」に先行導入し、来店者が体験できるようになっており、今後改良を重ねて、本展開をめざす。
Pepperゲームセンター
Pepperが歌う人気楽曲の“サビメロ”を聴いて曲名を当てる「サビメロどんっ!」や、Pepperが出題する3つのヒントから連想される答えを導き出す思考力とひらめきが試される「3ヒントdeポン!」、誰でもすぐに楽しめるシンプルだけど盛り上がる定番の「⚪︎×クイズ」、世界の様々な国名から首都を当てる「世界首都クイズ」など、多彩なゲームを通じて学びと遊びを融合した新しい体験を提供する。




