Windows Centralは1月23日(米国時間)、「Windows 11 won’t even let some users uninstall KB5074109 - error 0x800f0905 is blocking the rollback. Try these tips to fix.|Windows Central」において、Windows 11向けの1月のセキュリティ更新プログラム「KB5074109」からアンインストールに失敗する不具合が確認されたと報じた。
KB5074109には複数の不具合が存在しアンインストールの必要に迫られるケースもあるが、アンインストールできずに行き詰まる可能性があるという。
エラーでアンインストールに失敗する
1月の更新プログラム「KB5074109」からは多数の不具合が発見されており、すでに定例外(OOB: Out-of-band)更新プログラムが2度配布されている。これら定例外更新プログラムは報告のある不具合すべてに対処しているわけではなく、最新の状態に更新してもWindowsの利用に不安が残る状況が続いている。
不具合の影響を受け、業務に差し障る場合は更新プログラムをアンインストールする必要に迫られるが、Windows Centralによると、このアンインストール作業中にエラーコード「0x800f0905」が発生し、アンインストールできないケースがあるという。
回避策
Windows Centralはアンインストールに失敗したユーザーに対し、次の2つの回避策を提案している。これら回避策について「破壊的ではない」と前置きしつつ、作業前にシステムの完全バックアップを作成するように推奨している。
システムの復元
この回避策はWindows 11が持つ「システムの復元」機能を利用し、更新プログラムを強制ロールバックさせる。手順は次のとおり。
- Windowsツール(「その他」カテゴリーに属する標準アプリ)の「コントロールパネル」を開く
- コントロールパネルの「回復」を開く
- 「システムの復元を開く」をクリック
- 「システムの復元」ダイアログが起動したら、「次へ」をクリック
- 復元可能なポイントが一覧表示されるので、KB5074109をインストールした直前の日付の復元ポイントを選択する。復元ポイントが見当たらない場合は、「他の復元ポイントを表示する」にチェックを入れると表示される可能性がある
- 「影響を受けるプログラムの検出」ボタンをクリックして、選択に誤りがないか確認する
- 「閉じる」をクリック
- 「次へ」をクリック
- 「完了」をクリック
正常に手順を完了すると、更新プログラムのインストール前の状態に復元される。作業後は更新プログラムの再インストールを防止するために、速やかに更新プログラムを一時停止することが推奨される。具体的には設定アプリ→「Windows Update」→「更新の一時停止」から希望の期間を選択して更新を一時停止する。
この手順を実施すると、更新プログラムのインストール期間中にインストールしたアプリも失われる可能性がある。その場合は必要に応じてアプリを入れ直す。
Windows Updateを使用して問題を解決する
この回避策はシステムの再インストールによる復旧を試みる。アプリ、ファイル、設定はインストール後も保持される。手順は次のとおり。
- 設定アプリ→「システム」→「回復」をクリック
- 「Windows Updateで問題を解決する」の右側にある「今すぐ再インストール」をクリック
- オプション「インストール後15分後にPCを自動的に再起動する」にチェックを入れる
- 「OK」をクリックする
Windows Centralによると、更新プログラムのアンインストールでエラーに遭遇した環境の場合、この方法でインストール前のシステムが復元されるという。しかしながら、更新プログラムのインストール後のシステムが復元される可能性もあることから、設定アプリ→「Windows Update」→「更新の履歴」から状態を確認することが推奨される。
この方法で修復に成功した場合も、前述の「システムの復元」を使用した場合と同様に、更新プログラムを一時停止する必要がある。
これらの回避策で更新プログラムをアンインストールした場合、脆弱性の存在する環境を復元したことになる点には注意が必要。安全に配慮した利用を心がけるとともに不具合の修正を定期的に確認し、修正プログラムの配布後速やかに最新の更新プログラムをインストールすることが望まれている。


