Googleは1月19日(米国時間)、「Google Workspace Updates: Automatic addition of owned secondary calendars to your calendar list」において、2025年11月から展開を開始しているセカンダリーカレンダー(予備カレンダー)管理の改善に伴い、Googleカレンダーのカレンダーリストにセカンダリーカレンダーの常時表示を行うと発表した。
この変更により、所有者(オーナー)は担当カレンダーの設定、共有権限、ライフサイクルを直接管理できるようになるという。
セカンダリーカレンダー管理の改善と新たな問題
Googleは2025年11月11日(米国時間)、すべてのカレンダーに所有者を1人ずつ割り当てる仕様の変更を発表(参考:「セカンダリーカレンダー管理の改善」)。新規カレンダー(グループカレンダーを含む)は作成者が所有者となり、既存のセカンダリーカレンダーはカレンダーの権限に基づいて自動的に所有者が割り当てられる。
この仕様変更は組織のデータガバナンス向上の目的で実施され、完全なカレンダー管理を実現する。カレンダーは所有者から組織のポリシーを継承する仕組みのため、所有者を確定することで管理者によるポリシーの定義が可能になる。
しかしながら、自動的な所有者の割り当て対象となったカレンダーは、所有者がその存在を把握しなければ不完全な管理状態に陥る可能性がある。そこで今回Googleは、所有するすべてのセカンダリーカレンダーをカレンダーリストに常時表示する変更を導入する。
セカンダリーカレンダーの常時表示
セカンダリーカレンダーの常時表示に伴う変更点や注意点は次のとおり。
- カレンダーの所有者(オーナー)は設定ページからすべてのカレンダーを管理できる
- 「カレンダーリストに表示」を選択することで、カレンダーをメインビューにピン留めできる
- 特定のカレンダーの管理が不要になった場合は、すべての登録者から完全に削除するか、または所有権を譲渡する
- アカウント1つ当たり最大100件までの所有に制限することを推奨する。すでに100件以上を所有しているアカウントに対しては、段階的なカレンダーリストへのカレンダーの追加を実施する
- Appleカレンダーを使用してGoogleカレンダーを管理している場合、所有しているカレンダーが自動的に同期されない場合がある。カレンダーをカレンダーリストに表示するには、「calendar.google.com/calendar/u/0/syncselect」にアクセスし、カレンダーの同期を手動で有効にする
長期的展開を開始
この仕様変更は、1月19日から個人ユーザー向けに長期的展開(15日以上かけて展開)を開始する。即時リリースおよび計画的リリースのドメインでは、1月27日から長期的展開を開始する(参考:「ユーザーに新機能をリリースするタイミングを選択する - Google Workspace 管理者 ヘルプ」)。
対象はGoogle Workspaceに加入するすべての顧客と個人のGoogleアカウントユーザー。仕様変更の影響を受けるエンドユーザーは、これまで表示されていなかったカレンダーが表示される可能性がある。
