2025年11月19日から21日までパシフィコ横浜で開催された組み込み・エッジテクノロジーの総合展示会「EdgeTech+2025」。エプソンダイレクトはこの展示会にブース出展を行い、同社がパートナー企業各社とともに提案する製造DXの課題解決のためのソリューションを紹介していた。
製造業向けパッケージと、そこで利用できる端末ラインナップを展示
エプソンダイレクトがブースでアピールしていたのは、同社が提供している「製造業向けパッケージ」のさまざまなソリューション。「ペーパーレス向け Windowsタブレット運用パッケージ」「装置組み込み向け 長期運用パッケージ」「AIによる外観検査向け NVIDIA搭載パッケージ」といったパッケージの概要をパネルで紹介するとともに、そのパッケージで利用できるPC/タブレットの豊富なラインナップが紹介されていた。
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7月に発売となったエプソンダイレクト初のCopilot+PC、「Endeavor NL3000E」
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こちらはコンパクトPC製品群
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タブレット製品はクレードルやジャケットなどのアクセサリとともに展示されていた
当日のブースでは、「EdgeTech+2025」直後の11月26日に発表された「Endeavor Pro9300」も参考展示されていた。ケースを一新し、強力な性能でCAD設計や映像制作などの業務でも安定したパフォーマンスを発揮できるというフラッグシップモデルだ。
パートナー4社のソリューション
今回のブース出展では、エプソンダイレクトが自社の製品・ソリューションを展示するだけでなく、パートナー企業と連携して提供するソリューションも紹介されていた。
Airion株式会社が出展していたのは、AIを活用したナレッジ活用システム「技能継承くん」。社内の熟練工の持っているノウハウを、AIのインタビューによって引き出し、構造化された情報としてデータベースに蓄積するというシステムだ。蓄積されたナレッジは「技能継承くん」上で検索することができるほか、オーダーメイドの開発と組み合わせ、よりわかりやすい形で活用することも可能とのことだった。
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Airion株式会社のナレッジ活用システム「技能継承くん」
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インタビューAIが対話でナレッジを引き出し、構造化した情報としてデータベースに登録する。AIにより、利用しやすい形でナレッジを蓄積できるのがメリット
株式会社HACARUSは、外観検査AIソフト「HACARUS Check ZERO」を出展。こちらは金属部品などの検査をAIによって行うことで、熟練検査員の不足に悩む現場の省人化や品質安定を支援するものになる。良品データで構築したAIモデルと不良データの追加学習で精度の高い不良品検出が行えるのが特徴で、とくにこれまで検出が難しかった鋳肌面(金属部品のざらざらした面)の異常の検出の精度が向上しているのがポイントだという。こういった特徴から、金属部品を対象とする現場での導入が多いそうだが、樹脂製品/食品の利用例もあるとのこと。
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株式会社HACARUSの外観検査AIソフト「HACARUS Check ZERO」
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さまざまな角度からの写真を撮影し、AIが不良品の検出を行う。金属製品の鋳肌面の異常の検出は難しいのだそうで、そういった異常も高い精度で検出できるという点を強調していた
株式会社フツバーの「メキキバイト」も、外観検査/品質管理にAIを活用するシステム。やはりここでも検査制度のばらつきや熟練検査員の技術継承の問題を解消する点がアピールされており、加えて検査対象製品の搬送機構の設計を含めた一貫対応が可能だという点を訴求。実際に食品サンプルがベルトコンベアーに乗って運ばれ、検査を受けるところを実演していた。こちらは食品製造での導入が6割ほどを占めているという話だった。
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株式会社フツバーの「メキキバイト」も、外観検査をAIで自動化するソリューション。センサーだけでは十分な精度にならなかった外観検査が、AIによる画像解析で自動化できるようになった
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ブースに製品搬送~自動検査を行う模擬レーン。実際に食品の模型でデモンストレーションを行っていた
そして日本マイクロソフト株式会社はCopilot+ PCによる生成AIを活用したものづくりについての展示を行っていた。パネルでは、NPUを搭載していることによる生成AI利用時の消費電力の削減、ローカル環境で生成AIを利用できることによるセキュリティ保護・遅延回避といった点を主に紹介。ブースの担当者に話を聞いたところでは、Windows 11の新機能である「リコール」に興味を持つ来場者が多いとのこと。また、K-kaleidoのAI議事録・翻訳アプリ「スピーチコネクト」についても、NPUをフル活用するアプリであり、バンドル展開を検討しているとのことで、説明パネルが用意されていた。








