ENEOSは11月25日、同社のサーバー冷却用液浸冷却液「ENEOS IX シリーズ」が、「2025年"超"モノづくり部品大賞」において「生活・社会課題ソリューション関連部品賞」を受賞したと発表した。
単相式液浸冷却方式で使用する冷却液
同賞は、モノづくり日本会議と日刊工業新聞社が主催し、日本のモノづくりの競争力向上を支援するため、産業・社会の発展に貢献する部品・部材を対象とする表彰制度。2004年に始まり、今回で22回目を迎える。
受賞した「ENEOS IX シリーズ」は、サーバーから発生する熱を吸収し、高い冷却効率を実現する単相式液浸冷却に着目して開発され、2024年2月に発売された。同社によると、添加剤処方技術により高い酸化安定性を有し、長期間の使用を実現しているという。
製品ラインナップは、日本の消防法を考慮し引火点250度以上とした「高引火点品」、発火点300度以上を有する「高冷却効率品」、植物を原料とした「カーボンニュートラル対応品」の3種類を取り揃え、グローバル展開を図っているとしている。
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編集部メモ 現在、サーバーの冷却方式の主流はファンなどを利用して空気の流れで冷却する空冷式で、それに次いで使われるのが配管に流した水で部品に密着させた冷却プレートから熱を回収する水冷式。液浸冷却はサーバー全体を絶縁性の液体の槽に浸し、その液体が直接サーバーからの熱を吸収する仕組み。導入コスト、設置可能場所/データセンター構造、サーバー側の対応状況などの課題があるが、冷却効率が高いため、発熱の大きいAI・HPC用途で採用が進みつつある。 |

