Google DeepMindがBoston DynamicsでCTOを務めたAaron Saunders氏をハードウェアエンジニアリング担当バイスプレジデントとして起用した。Saunders氏はBoston Dynamicsで四足歩行ロボットや人型ロボットの開発に関わってきた。水陸両用の六足歩行ロボットのプロトタイプ開発に従事した後、2018年にエンジニアリング担当副社長に、そして2021年にCTOに就任していた。
Androidを提供するように、GeminiをロボットのOSとして展開する構想を持つGoogle
Saundersの起用は、DeepMindにとって戦略的に重要になる。Deep Mindを率いるDemis Hassabis氏はWIREDに対し、GoogleがスマートフォンメーカーにAndroidを提供するように、GeminiをロボットのOSとして展開する構想を語っている。
同氏は「Androidの戦略に似ていると考えればいい。人型ロボットはもちろん、それ以外の形態でも、ほぼそのまま動作するGeminiベースのAIシステムを構築したい」と述べている。
DeepMindは以前からロボティクス研究を行ってきた。人型ロボットのような高度なロボット形態への関心が高まる中、研究者たちはロボットハードウェアシステムを制御するAIモデルの開発に注力しており、Hassabis氏はこのような進展に期待を寄せている。
Hassabis氏は「AIを搭載したロボティクスは、今後数年で飛躍的な進展を遂げるだが、関心はあくまでもソフトウェアにあり、AIの頭脳部分に最も興味がある」と強調している。
Saunders氏は自身のLinkedInで「ロボットがどこへでも行けるようになった今、あらゆることをできるようにするという壮大な課題に直面している。キャリアの出発点でロボットに何ができるかという世界の常識を変える使命を掲げていた」という。
過去20年間、その実現に取り組んできた結果、今日のロボットは車輪で移動し、複雑な地形を歩き、踊り、バック宙をする存在となったも語っている・そして現在、「ロボティクス・スタートアップ時代が到来している」との見解を示した。