Google専門のニュースサイト「9to5Google」は11月6日(米国時間)、「Gemini starts rolling out on Android Auto with Live support [Gallery]」において、Googleのドライビングサポートアプリ「Android Auto」にGeminiが搭載されたと報じた。ベータ版ユーザーを対象に、ひっそりと配布が開始されたという。

  • Gemini starts rolling out on Android Auto with Live support [Gallery]

    Gemini starts rolling out on Android Auto with Live support [Gallery]

詳細は不明だが、Geminiの搭載を確認

ユーザーの報告によると、Android Auto 15.6および15.7でGeminiの動作が確認されたという。報告の多くがベータ版であることから、ベータ版ユーザーを中心にテストを開始した可能性が指摘されている。

新しいAndroid Autoを試用した9to5Googleによると、従来のGoogleアシスタントはGeminiによって完全に置き換えられ、自然言語による操作をサポートするという。従来の起動ワード「Hey Google」も引き続きサポートし、「Let's talk live」という発声からGemini Liveと会話が楽しめるとのこと。なお、従来サポートしていたニックネームは廃止されている。

設定にはGemini関連の項目が追加された。9to5Googleが公開した画像からは「Interrupt Live response(Live応答の割り込み)」と、「Share precise location(正確な位置情報の共有)」の2項目を確認できる。これらはデフォルトで有効とされるが、具体的な機能はわかっていない。

これら新機能はGoogleが5月13日(米国時間)、「Driving just got more productive — and fun — with Gemini and more」において発表した内容を含んでおり、そのまま実装および提供された可能性がある。

5月の発表では、自然言語による店舗の検索やレビューの確認、GoogleマップやYouTube Music、Spotify、Googleカレンダーとの連携、Gmailから目的の情報を検索するなどの操作が可能とのことだった。さらに友人へメッセージを送信する際に、メッセージの作成支援や任意の言語に翻訳して送信するなど、これまで不可能だと思われていた操作が音声で可能とされる。

ハンズフリーナビゲーションに対応した可能性

Googleは11月5日(米国時間)、「Google Maps launches Gemini features, including landmark navigation」において、Googleマップのハンズフリーナビゲーション機能をAndroid Autoに展開する予定を発表した。Geminiを利用することで自然言語によるハンズフリーナビゲーションを実現したと述べており、今回のアップデートで同機能を使用できる可能性がある。

使用できる場合は前述の設定「Share precise location(正確な位置情報の共有)」がこの機能に関係しているものと推測される。現実世界のランドマークを利用したわかりやすい音声案内をサポートしたことが発表されており、曲がるタイミングの正確な通知などに「正確な位置情報」が必要とみられる。

今回確認されたGemini搭載のAndroid Autoがベータテストを目的とした配布なのかは定かでない。それでも一部で段階的な展開が開始されており、展開の対象となったユーザーにはGeminiの案内が通知されるという。国内展開の時期について公式発表は確認できていないが、近日中の展開開始が期待されている。