Microsoft Corporationは5月23日(現地時間)、「Human-centered AI |Microsoft Copilot Blog」において、AIチャットサービス「Copilot」の大型アップデートとなる「Copilot Fall Release」を発表した。
今回のアップデートで、同社はCopilotの人間中心のAI体験を強く打ち出し、ユーザーの創造性や日常的な判断を支援する存在になることを強調した。
最大32人をチャットに招待できる「Copilot Groups」
今回のリリースの柱の1つとして挙げられているのが「つながり」だ。新機能の「Copilot Groups」では、他のユーザーを最大32人まで自分のチャットに招待できる。この機能は、プロジェクトの共同作業だけでなく、旅行の計画などをはじめとするグループ活動に役立つ。招待されたユーザーは、会話の要約、投票の集計、オプションの提案、タスクの分割などといったサポート機能を通じて、スムーズにチャットに参加できる。
創作の場として「Imagine」を掲げ、投稿を参照し、好みの案を取り込み、発想を連鎖させる流れを設計した。個別最適だけに寄らず、対話を起点に人同士の関係を深める方向へかじを切ったのが特徴だ。
創造性を拡大させる「Imagine」
「Imagine」は、共同スペースでAIが生成したアイデアを探したり、リミックスしたりできる機能。個別にアイデアを投稿するだけでなく、他のユーザーの投稿に「いいね」をつけたり、他の投稿とリミックスして調整したりと、コミュニケーションの中で発想を広げることができる。
過去の会話を参照できるメモリ機能
ChatGPTと同様に、Copilotでも長期メモリ機能が利用できるようになった。Copilotは、過去のチャットの内容や、ToDoリストなどを記憶しておき、将来のやりとりの中で必要に応じて参照することが可能となる。Microsoftは、ユーザー自身がいつでもメモリを編集・更新・削除し、コントロールできる点も強調した。
外部サービスとの連携
外部サービス連携も強化した。「コネクター」を使用することで、OneDrive、Outlook、Gmail、Google Drive、Google Calendarと接続して、自然言語で横断的に情報にアクセスできるようになる。
次の一手を提案する「Proactive Actions」(プレビュー)
「Proactive Actions」はDeep Researchのプレビュー機能で、最近の活動や調査スレッドを参照して、ユーザーが打つべき次の一手を提案するというもの。この機能は、現在の事後対応的な回答から、事前対応的なサポートにCopilotが進化する方法の1つだという。
学習を支援する「Learn Live」
「Learn Live」は、特定の事柄に関するユーザーの学習を支援する機能である。質問に対する答えをただ回答するのではなく、質問者の習熟度に応じて、教師役となって理解を深める手助けをする。ちょうどChatGPTの学習モードにあたる機能といえる。
健康を促進する「Copilot for health」
健康に関する質問に対しては、誤回答を避けるために、信頼できる情報源のみを参照するように限定することが欠かせない。「Copilot for health」は、Harvard Healthなどの信頼できる情報源に基づいて回答する新機能である。単に回答を得るだけでなく、米国のCopilotユーザーは、専門分野、性別、言語、その他の好みに基づいて、近くの医師を簡単に見つけることができる。
EdgeはAIブラウザへ進化
Edgeの「Copilotモード」は、Webサイトの閲覧中に、ユーザーに代わってアクションを実行できるモードである。タブを認識して理解し内容を要約したり、フォームへの入力したりといったことが可能になる。これによって、たとえbはホテルの予約やコンサートチケットの購入などが可能となる。
米国を皮切りに、他地域にも順次展開予定
これらの新機能は、米国を含む一部地域で利用可能であり、今後数週間以内に英国、カナダ、その他の国でも公開される予定となっている。
