ブランド総合研究所がこのほど、「地域ブランド調査2025」を公開した。同調査は、47都道府県の魅力度を第1位から第47位までランキングとして算出していることから、毎年注目を集めている。
以下、ランキングについて見ていこう。
都道府県魅力度ランキング、1位から47位まで
魅力度は、提示した地域名に対して「どの程度魅力的に思うか」を質問し「とても魅力的」から「まったく魅力的でない」までの5段階評価で回答してもらった。
都道府県の中で最も魅力度が高かったのは70.7点の北海道。都道府県の調査を開始した2009年から17年連続で1位となった。2位は52.6点の京都府で、こちらも17年連続の2位を維持。第3位は48.6点の沖縄県で、前年の49.8点から1.2点下げる結果となった。
11位以下で大きく上昇した県に、19位の熊本県がある。同県は世界最大の半導体企業関連の工場が2024年末に稼働したことから、「IT・先端技術の県」のイメージが全国5位と高く(10年前の2015年は25位)、新空港の影響で観光意欲が前年の22位から14位へと急上昇、「アクセスがいい」も34位から25位へと上昇した。
2024年に最下位だった佐賀県は第45位、同年に45位だった茨城県が46位、同年に46位だった埼玉県が47位となった。
認知度、居住、観光、食品に関するイメージは?
地域ブランド調査では、魅力度のほか、観光意欲度や居住意欲度など「ヒト・モノ・カネ」の流入につながる行動指標、地域資源やイメージなどの評価に関するものなど、数値化した指標は90項目について調べている。
居住意欲度は1位は神奈川県で、2021年以来4度目の1位となった。鎌倉市の上昇などが後押ししているという。また、具体的な商品の購入以降を表す「食品想起率」では静岡県や長崎県が大きく順位を上げた。
以下、主要な項目の結果は以下の通り。

