Windows Latestは10月9日(現地時間)、「Microsoft confirms Windows 11's simple text editor "Edit" is now pre-installed」において、Microsoftのコマンドラインテキストエディター「Edit」が将来のリリースでWindows 11に組み込まれると伝えた。

10月8日にリリースされたWindows Insiderプログラムのビルド27965(Canaryチャネル)に標準搭載されたことが確認され、手動インストールの必要がなくなったという。

Windows標準の軽量CLIテキストエディター登場

Editは今年5月にMicrosoftがリリースしたコマンドライン向けのテキストエディターだ。Windowsターミナル上で使用でき、マウス操作をサポートしている。また、すべてのメニューにキーボードショートカットからアクセスできる点も大きな特徴となっている。

  • Editのバージョン表示 出典:Microsoft

    Editのバージョン表示 出典:Microsoft

これまでEditを利用するにはGitHubの公式サイトからアーカイブファイルをダウンロードするか、wingetコマンドからインストールする必要があった。ところが今回、Canaryチャネルのビルド27965にて標準搭載されたことが発表された。

LinuxではVimに代表される複数のCLIテキストエディターが古くから提供されているが、64ビット版Windowsの標準機能としては初登場となる。GUIエディターに慣れ親しんだユーザーからは「なぜ今頃?」と思われるかもしれないが、開発者にとっては便利なツールで、コマンド操作の合間にキーボードから離れることなくファイル編集が可能になる。

正式リリースの時期は確認できていないが、Windows 11への標準搭載の予定は公式に発表されている(参考:「Edit command line text editor | Microsoft Learn」)。Editを今すぐ試したいユーザーは、前述の公式サイトから入手することができる。