Denodo Technologiesは9月19日、データ仮想プラットフォームの最新版「Denodo 9.3」のリリースを発表した。最新版では、運用型AIの基盤を強化する機能が追加された

Denodo Platform v9.3の機能強化のポイント

同製品は、AIが変化し続ける業務運用環境に適応して学習・判断するためのデータ基盤が整備されていないという課題を解消するため、以下のような機能強化が行われている。

マテリアライズドビューの俊敏性向上

マテリアライズドビューやデータキャッシュがスキーマの進化に対応できるようになったため、開発者は俊敏にデータ製品の変更管理を行い、AIアプリケーションに必要なでデータをより効果的に提供できるようになった。

動的アクセス制御

動的アクセス制御により、データにアクセスしている最中でも、データアクセスポリシーをオンデマンドで参照できるようになった。

ビジネスコンテキストの自動生成

Denodo Assistantはビジネスコンテキストを特定するメタデータタグや属性を自動生成できようになった。加えて、ベクトルデータベース(PGVector)内のメタデータ埋め込みを自動生成および更新できるようになった。

Databricks Unityを介したIcebergテーブルへの書き戻し

Databricksレイクハウス中心のデータアーキテクチャを持つ組織向けに、Databricks Unityで管理されるIcebergテーブルへの書き戻しが可能になった。

Denodo DeepQueryが一般提供開始

7月に発表されたマルチエージェントによるディープリサーチ機能であるDenodo DeepQueryが、GitHub上で一般提供開始となった。DeepQueryは、Denodoのディープリサーチ機能をオープンソースとして提供する。DenodoのセマンティックレイヤーとAI SDKを基盤として、DeepQueryは必要なデータを動的に判別し、リアルタイムでビューを取得、複雑な検索および推論のワークフローを調整する。

DeepQueryを活用することで、AI開発者は、解約の原因を明らかにしたり、顧客ロイヤルティの主要な要因を特定したりと、自由形式の質問に基づき、複雑で多段階のコンテキストを考慮したクエリを実行できる。

  • Denodo DeepQueryの仕組み

    Denodo DeepQueryの仕組み