AIインフラプロバイダーのCrusoeは8月21日、イスラエルAteroを買収したと発表した。AteroはGPU管理のスタートアップで、この買収によりCrusoe CloudのマネージドAIサービス開発を加速するという。

「Stargate Project」に参画するCrusoe

CrusoeはAIインフラの設計・構築・運用を手掛けており、伝統的なクラウド事業者よりも81%の価格、20倍の速度などの特徴を持つとされる。ソフトバンクやOracle、OpenAIなどが4年で総額5000億ドルを投じる米国のAIインフラプロジェクト「Stargate Project」において、開発パートナーとしても名を連ねている。

AteroはLLM実行などAIワークロード向けのGPU管理、メモリ最適化などの技術を開発するスタートアップ。創業は2024年7月で、すでに非公開のシードラウンドで1200万ドルを調達しているとのこと。

Ateroの技術とCrusoe Cloudの技術スタックを組み合わせることで、性能、速度、拡張性を最大化しながら、顧客のリソースとエネルギー消費を最適化するユーザー体験を提供できる、と両者は買収のメリットを強調している。

両社は取引金額を公表していないが、C TECHでは現金と株式による取引で約1億5000万ドルと推定している。

Ateroは現在、25人の従業員を抱えているが、買収後は全員がCrusoeに加わる。AteroはイスラエルにおけるR&Dセンターとなる予定という。買収によりCrusoeは中東初のオフィスを構えることになる。