Check Point Software Technologiesはこのほど、「Real Enough to Fool You: The Evolution of Deepfakes - Check Point Blog」において、高度に進化した最新のディープフェイク詐欺について注意を喚起した。

専門家をだます音声、映像のリアルタイム生成に加え、AIエージェントと連携する完全に自動化された詐欺システムの可能性を伝えている。

  • Real Enough to Fool You: The Evolution of Deepfakes - Check Point Blog

    Real Enough to Fool You: The Evolution of Deepfakes - Check Point Blog

AI詐欺エージェントの完成は目前か

Check Pointによると、最近の詐欺師はDeepSeekやGeminiに加え、WormGPTやGhostGPTといった悪用可能なAIモデルを活用し、会話の展開、被害者の反応の分析、言葉遣いなどをリアルタイムで調整するという。

また、最新のディープフェイク技術は実際の音声と生成した音声を区別できないレベルにまで到達しており、これら技術を組み合わせることができれば、複数の詐欺通話をあらゆる言語で自律的に実行させることができるとしている。

対抗手段の準備を

Check Pointは休息のない攻撃が目前に迫っているとして、組織に完全かつプロアクティブな保護を導入するように推奨している。必要とされる具体的な防御機能は次のとおり。

  • 生成された偽メディア(音声、映像など)を検出してブロックする
  • 自律型AIエージェントの行動を検出し、隔離する
  • 生成されたファイルからマルウェアを検出、無力化する

同社はAIを悪用する最新のサイバー攻撃に関する調査、分析結果を「AI Security Report, 2025 | Check Point Software」として公開している。AI詐欺エージェント以外にも、マルウェアおよびデータマイニングの自動化、生成AIを使った偽情報、AIを使用することによる情報漏洩について報告し、AIを活用した防御方法についても提案している。