Anthropic、Apple、Google、OpenAIなどのテック大手が7月30日、米国のヘルスケアシステムのためのデータ共有に合意した。Donald Trump(ドナルド・トランプ)政権が進める全米レベルでの医療データ活用の取り組みの一環となる。

医療データ共有に向けて相互運用フレームワークなどを推進

米国は現在、医療データが州またはそれ以下のレベルでバラバラに収集されており、患者の医療データを複数の医療機関が簡単に共有できていない状況だという。

保健社会福祉省下のCenter for Medicare and Medicaid Services(CMS)の発表によると、CMSで長官を務めるMehmet Oz氏はトランプ大統領、保健福祉省長官のRobert F. Kennedy Jr.氏とともに、ホワイトハウスで開催したイベントで、障壁を取り除くことを目的とした自主的な連携を進める。

トランプ政権前から米国政府は、紙による医療カルテのデジタル化、電子記録システムの標準確立などを進めてきた。しかし「システムの摩擦が患者と医師の不満を生んでいる」とBloombergは記している。

CMSによる今回の取り組みは、患者と医療提供者間のデータ共有の改善としての相互運用フレームワークの推進、それに消費者向けアプリの拡充という2つの分野に焦点を当てているという。

これらのアプリは、肥満や糖尿病の管理支援、スケジュール調整や症状確認のためのAIアシスタント機能、医療機関での受付手続きの書類業務削減などを目的としている。この取り組みには60社以上の企業と11の医療機関、7つの電子医療記録システムが参加。

その中には、Amazon、Anthropic、Apple、Google、OpenAIなどが参加している。CMS相互運用フレームワーク基準には21のネットワークが適合の意思を示しているとのこと。CMSは2026年第1四半期までに成果の達成を目指している。