日清オイリオは7月31日、横浜市、リケンNPRおよび東京都市大学と、水素エンジンコンバージョンバスの研究実証などに連携して取り組むことを目的に連携協定を締結したことを発表した。
研究実証の概要
リケンNPR、東京都市大学、および日清オイリオは既販重量車のディーゼルエンジンを、水素を燃料とする水素エンジンにコンバージョンする研究実証に取り組んでおり、横浜市はこの取り組みに走行実証や普及啓発などにおいて連携する。
今回の連携を通じ、水素エンジンコンバージョン事業の実現に向けた情報を集め、横浜市域のCO₂の約2割を占める運輸部門の脱炭素化への手法の選択肢を増やしていくとともに、水素社会の実現へとつなげていく。
主な連携事項
主な連携事項としては「運輸部門のCO₂排出量の削減に向けた取り組み」「水素エンジンバスなどの研究実証」「横浜市域内での走行実証や普及啓発、広報に関すること」の3点。
具体的な取り組みとしては、リケンNPR、東京都市大学および日清オイリオが共同で行う小型バスを活用した水素エンジンバスに関する研究実証は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「2025年度水素社会構築技術開発事業/地域水素利活用技術開発/水素製造・利活用ポテンシャル調査」に採択されている。
この研究実証は「環境対応バスのニーズ調査」「エンジン改造による実現性調査」「車両設計による実現性調査」「実証試験計画の立案」の4点を実施し、成果に基づいて2026年度以降も事業化に向けた取り組みを継続する。
横浜市は研究実証の進捗に応じて、中古の小型バスを用いて改造された水素エンジンバスを使って、バス運転手によるテスト走行の実施や、改善点についての意見交換、またフィールド提供や普及啓発などを行っていく予定。
