マウスコンピューターは7月30日、大阪教育大学との共同研究「液晶ディスプレイ導入による校務効率化の効果検証」の成果を発表した。
同研究は、学校現場における教職員の校務負担軽減と業務効率化を目的として、外付けの液晶ディスプレイを導入することによる効果を検証したもの。
効果検証の概要
教育現場では、企業のオフィスと比べて外付けディスプレイの導入率が低い状況にあるという。
研究では、北海道木古内町、長野県飯山市、大阪市の計10項の小中学校を対象に、外付けディスプレイとして「iiyama ProLite XUB2497HSN-B1」を提供。教職員が日常的に行う事務処理や教材作成などの校務作業において、同ディスプレイを利用してもらい、利用実態と業務への効果を調査した。
効果検証の結果
検証の結果、多くの教職員が液晶ディスプレイの活用によって、パソコンによる校務の作業時間が短くなり、業務を効率化できたと実感していることが明らかになった。
さらに、目の疲労や身体的負担の軽減、資料共有の円滑化、リスク管理に関留守情報の確認、ペーパーレス化など、多様なメリットを確認できたという。
ただし、設置スペースなどの制約といった課題も判明した。

