電通は7月22日、CARTA ZEROと共同で、地上波テレビ広告のリアルタイムな入札買付および運用を可能にするサービスを8月中旬から開始すると発表した。これにより広告主は、地上波テレビ広告の運用をより柔軟かつ効率的に行えるようになる。

  • 活用イメージ

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新サービスの概要

この新サービスは、日本テレビの「AdRMプラットフォーム」が提供するプロダクト「AdRM Exchange」を活用し、同社の地上波広告在庫を取り扱うもの。

広告主は、年齢や性別の属性含有率やサイト来訪などのユーザー行動特性、リーチ拡大を狙う番組や時間帯など、さまざまな条件に基づきリアルタイムで柔軟な入札が行える。

電通はサービスの構築や地上波テレビ広告のプランニング、DSP/SSPを通じた運用およびレポートを担当。

また、国内電通グループが持つ独自のマーケティングソリューションと連携し、テレビ広告出稿の効果を高度に検証することで、より効率的なプランニングと運用の実現を目指すとしている。

  • 中間サーバ構築イメージ図

    中間サーバ構築イメージ図

さらに、「AdRM Exchange」と各DSP/SSPパートナーをCARTA ZEROが開発した中間サーバー「MediaLinker powered by dentsu Japan」で接続することで、デジタル動画広告の標準規格「VAST」に変換し、放送局と各パートナーとの接続コストを低減させるという。

将来的には、中間サーバを活用してテレビとデジタルの共通プランニングを可能にすることで、クライアントに幅広い広告選択肢の提供を目指す。