NTTドコモビジネス(旧:NTTコミュニケーションズ)は7月16日、ユニ・チャーム、デロイト トーマツ コンサルティングと共同で、経済産業省が主導する「GXリーグ」の枠組みにおいて脱炭素社会の実現と持続可能な経済活動の両立を目指す新たなワーキング・グループ「中間排出事業者を通じたグリーン市場創造検討ワーキング・グループ」を設立したことを発表した。

GXリーグの概要

GXリーグは、2050年のカーボンニュートラル実現と社会変革を見据えて、GX(グリーントランスフォーメーション)への取り組みを進める企業が同じ志を持つ企業や官・学と共に協働する場として、2023年に経済産業省が設立した。

参加企業は率先して技術革新や持続可能なビジネスモデルの構築、環境を考慮した新市場の開拓など、具体的なプロジェクトを通じて変革を推進する。他の関係者と協力しながらカーボンニュートラルへの移行を促し、持続可能な未来の構築に貢献する。

ワーキンググループ設立の背景と意義

脱炭素社会の実現に向けては、持続可能な経済活動が可能となる市場の整備が不可欠となる。そのためには、環境に配慮した商品やサービスの価値が適切に評価されて選ばれる仕組みが求められる。

また、こうした環境価値を、市場や生活者に向けて、分かりやすく伝える仕組みの構築が急務とされる。しかし現状では、環境価値の表示手法や信頼性の担保、生活者への訴求方法などについて、明確な基準や共通の枠組みが整っておらず企業単独では対応が難しい。

中間排出事業者を通じたグリーン市場創造検討ワーキング・グループはこうした課題から、中間排出事業者が連携しながら実態に即した共通課題の整理と解決に向けた仕組みづくりを進めるためのプラットフォームとして設立された。

社会実装を視野に入れた議論を通じて、軽工業を含む多様な企業が持続可能なグリーン市場との関わりを主体的に構築していくための基盤整備を目指すとのことだ。

ワーキンググループにおける検討内容

同ワーキンググループでは、消費財をはじめとする軽工業を中心に、グリーン市場の形成と健全な経済活動の両立に向けた課題の抽出と対応施策の検討が進められる。具体的には、GX推進において重要となる製品単位での環境価値の定義・可視化し、消費者への適切な訴求方法と、それらを支える第三者による信頼性確保の仕組みについて検討する。

ワーキンググループでは「データ流通の在り方検討サブ・ワーキング・グループ」を設置し、軽工業分野におけるサプライヤーとメーカー間の一次データ連携の実現可能性についても検討するという。