各社からトップAI人材を引き抜いてAI部門の強化を図っているMetaが、新設のSuperintelligence labでAI戦略を大幅に見直す議論が行われていることが明らかになった。これまでAIではオープンソースモデルをとってきたMetaだが、この方針が変更する可能性があるという。
Scale AI創業者が率いるMetaのSuperintelligence lab
MetaのSuperintelligence labを率いるのは、Scale AIの創業者であるAlexandr Wang氏。元GitHubのCEOであるNat Friedman氏らも加わっており、同チームは10数人の研究者で構成されているという。
これまでMetaは「Llama」の名称で自社モデルをオープンソースで公開してきた。背景として、同社でバイスプレジデント兼AIサイエンスのチーフを務めるYann LeCun氏の「勝利するプラットフォームはオープンなもの」という発言を引用している。
このようなオープンソース戦略に対し、現在Wang氏が率いるlabのメンバーは、Llamaの最上位モデルとなる「Behemoth」の開発を中止し、クローズドモデルの開発に注力することを議論しているとのこと。
これが意味するものは“コードを公開しない”ということになり、変更が実現すれば大きな方向転換となる可能性がある。この方針変更には、Meta 共同創業者兼CEOのMark Zuckerberg氏(マーク・ザッカーバーグ)の承認が必要だという。
すでにMetaはBehemothモデルへのデータ投入を完了していたが、内部での性能が低調だったことからリリースを延期した、とも記している。New York Times紙が7月14日付で報じている。