エア・ウォーターは7月8日、グループ会社のリモハブが開発した、遠隔で心臓リハビリテーションを支援する医療機器プログラム「リモハブ CR U」が製造販売承認(薬事承認)を取得したと発表した。今後は保険適用と市場投入に向けて準備を進めるとしている。

  • 遠隔心臓リハビリシステム イメージ図

    遠隔心臓リハビリシステム イメージ図

提供の背景

心疾患は日本の死因第2位であり、再発防止と社会復帰を目的とする心臓リハビリは重要な治療とされている。

しかし、退院直後のリハビリは週3回の通院が必要とされるため実施率が低く、特に心不全では7.1%にとどまっているのが現状だ。

「リモハブ CR U」の概要

リモハブ CR Uは、オンラインで医療者の監視を受けながら在宅で心臓リハビリを行える医療機器プログラム。

同じくリモハブが開発したエルゴメータ「リモハブ cycle+」や、ウェアラブル心電計「リモハブ rhythm+」と組み合わせることで、患者は医療機関に通院することなく、自宅でも安全かつ効果的に心臓リハビリを継続できるという。

プログラムに関する治験の概要は、臨床研究等提出・公開システムで参照できる。なお、この治験の詳細な結果については、主要関連学会での発表および査読誌での論文掲載を行う予定だとしている。