Microsoftが6月24日に公開したWindows Experience Blogの記事「Stay secure with Windows 11, Copilot+ PCs and Windows 365 before support ends for Windows 10」が物議を醸している。
同社は当初、「Windowsは月間10億台以上のアクティブデバイスで稼働している」と記載していたが、外部からの指摘を受け、その数字を「14億台以上」に訂正したのだ。
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Stay secure with Windows 11, Copilot+ PCs and Windows 365 before support ends for Windows 10|Windows Experience Blog
Windowsは4億人のユーザーを失っていなかった
Windows Experience Blogの記事は、Windows 10のサポート終了とWindows 11の優位性をあらためてアピールする内容で、Windows 10ユーザーに向けて早期のWindows 11への移行を促している。その冒頭で、Microsoftは当初、現在稼働しているWindowsデバイスの数を「月間10億台以上」と説明していた。
この数字に対し、ZDNetが疑問の声を上げた。ZDNetによると、2022年1月に発表された「2022年度年次報告書」には、Windows 10またはWindows 11を実行している月間アクティブデバイスは現在14億台以上と記載されているという。2025年に月間10億台だとすると、同社は4年間で4億人のユーザーを失ったことになるというわけだ。
この指摘を受けて、Microsoftは6月30日に該当の数字を「月間14億台以上」と訂正した。編集者は、「最初の段落で、Windowsを実行している月間アクティブデバイスの台数が更新されました」と追記している。
どうやら、当初の10億台という数字は誤りだったようだ。しかし、2025年に14億台ということは、Windowsのアクティブデバイスは3年前から変わっていないということになる。これがあくまでも概算であるという点に考慮しても、Windowsの強さをアピールする数字としては少し心許ない。
Windows全体のシェアは減少傾向だが、Windows 11への乗り換えは進む
StatCounterの統計では、2025年5月時点のデスクトップOS全体に対するWindowsのシェアは70.21%で、3年前と比較すると約5%ほど低下していることがわかる。Windowsは依然として圧倒的なシェアを保っているが、緩やかな下がり基調であることは否めない。この間に顕著にシェアを伸ばしたのはLinux(約2%増加)で、その他には「不明」が約3.6%増加している。
一方で、Windows OSのバージョン別のシェアでは、ついにWindows 11がWindows 10を追い越しそうだ。2025年6月時点の統計では、Windows 10が48.76%、Windows 11が47.98%で、わずか1%強にまで差が縮まった。
この勢いをどこまで加速させられるかが、Microsoftにとっての当面の課題になるだろう。なお、米国では今年3月に、日本でも今年4月に、すでにWindows 11がシェア1位になっている。

