Neowinは6月15日(現地時間)、「Windows 11 finally gets a small, but long-requested Windows 10 taskbar feature - Neowin」において、Windows 11のカレンダーに時刻表示が追加されたことを伝えた。これまでは追加を示唆する兆候のみ確認されていたが、新しいリリースノートで秒数付きの大きな時刻表示のサポートが正式に発表された。

なお、以前Windows 10から時刻表示が削除される可能性を伝えたが、Neowinによるとこの削除はテストの後に取り下げられたという。

ついに正式復活の兆しを見せる

Windowsのシステムトレイ(タスクバー右端)にはデフォルトで日時が表示される。この日時をクリックすると通知センターが開き、Windows 10では大きな時刻を表示させることができる。この機能はWindows 11から削除されたが、Microsoftによると要望の多い機能の一つだったとされる。

同社は6月13日(米国時間)にリリースしたWindows InsiderプログラムのBetaチャネルとDevチャネルで、この時刻表示を復活させた。4月にはオプションのみを追加して復活の可能性を示唆していたが、ビルド26120.4441およびビルド26200.5651のリリースノートにて正式実装をアナウンスしている。

  • 新しい時刻表示付きの通知センター 出典: Microsoft

    新しい時刻表示付きの通知センター 出典: Microsoft

新しい機能は設定アプリの「時刻と言語」→「日付と時刻」の「通知センターで時刻を表示(Show time in Notification Center)」から設定することができる。このオプションをオフにすると、大きな時刻を非表示にできる。

この機能は段階的にロールアウトされるため、アップデートを適用してもすぐには利用できない可能性がある。Neowinでは、「ViveTools」などのツールを使ってすぐに機能を有効にする方法も紹介している。ViveToolsは、Windowsの隠された機能を有効化するツールであり、開発中の機能にもアクセスできる。