三菱重工業は5月28日、2024年度の事業計画の推進状況に関する説明会を開催した。
2024年度は受注、売上収益、事業利益、キャッシュフローともに過去最高を達成。受注は、エネルギー・防衛の伸長事業を中心に計画を大きく上回り、受注残が10兆円を超えた。
社長 CEOの伊藤栄作氏は、再生エネルギー、水素、アンモニア等の普及に停滞傾向が見られる中、天然ガスの役割が増加して事業機会が生まれているとして、事業環境に変化があることを紹介した。
こうした事業環境を踏まえ、成長のポテンシャルを解き放ち、新たな価値を創造することで高利益体質と成長投資の好循環を実現するという経営目標を実現するため、以下3点を経営方針に据えている。
- 基盤技術と最先端の知見を組み合わせ、変化する社会・顧客ニーズに応える
- 成長のポテンシャルを解き放ち、新たな価値を創造する
- Innovative Total Optimizationにより全体最適と領域拡大に取り組み、シナジー効果を創出する