日清製粉グループの日清製粉は、岡山県倉敷市で進めてきた業務用小麦粉の新工場「水島工場」の建設が完了したことを5月26日に発表した。先端技術を集約したスマートファクトリー水島工場の竣工を機に、新たな企業コンセプト「その想いに、小麦粉でこたえたい。」「食文化創発カンパニー」も発表している。

  • 水島工場外観(同社資料より)

新たに岡山県倉敷市の臨海部に設置された水島工場は、生産ラインの調整や資材搬送の自動化、データの収集・分析や生産計画策定など広範囲にIoTやAI、ロボットなどの先端技術を活用。太陽光発電設備や省エネ設備による使用電力の再生可能エネルギー化やBCP(事業継続計画)対応を図るなど、同社の国内外の工場のロールモデルとなるスマート工場として位置付けられている。Bulk cargo(ばら積み貨物)の輸入拠点にも指定される(国土交通省の国際バルク戦略港湾)水島港から小麦粉を迅速に運び出せる製粉工場として最適な場所に建設されているのも特徴となる。

同社は、水島工場の竣工を契機に「その想いに、小麦粉でこたえたい。」と「食文化創発カンパニー」の新たなコンセプトを発表している。

  • 新たなコンセプト「その想いに、小麦粉でこたえたい。」と「食文化創発カンパニー」(同社資料より)

パスタやパンはもちろん、お好み焼きやタコ焼きに餃子の皮と身近な美味しい食材にも大活躍する小麦粉だが、コンセプトの文章にあるように

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