パナソニック コネクトは5月27日、同社ノートPC「レッツノート」の法人向け新製品として、画面アスペクト比16:10の14型モデル「FC」シリーズおよび、同3:2の12.4型モデル「SC」シリーズの2シリーズを発表した。FCは秋ごろ、SCは6月に受注開始する。
Core Ultra シリーズ2プロセッサを新採用
従来から内部構造・デザインをフルモデルチェンジしたノートPCの新製品。2製品ともプロセッサにAI処理専用のNPU「インテル AI ブースト」を内蔵したCore Ultra シリーズ2プロセッサを新採用し、NPUを活用したアプリをスムーズに動作させられる。
新モデルの大きな特徴としては、新たにMIL規格に基づいた品質試験を追加した点、バッテリー駆動時間が伸びた点など。特にSCシリーズでは従来動画再生時で約7時間だった駆動時間が、約12.7時間まで伸びている。商談前の隙間時間で30分充電すると約4.6時間駆動時間が伸びる急速充電機能も備える。
14型のFCと12.4型のSCで設計を共通化
14型のFCと12.4型のSCにおけるパーツの多くは共通化され、インタフェースは既存モデルからブラッシュアップされた。新たにプライバシーシャッターも備えている。本体の組み立ては同社神戸工場で実施し、従来より小型の外装箱を使用したり、最短3日でのオンサイト保守を提供したりするなど、IT管理者の業務負荷や利用者のダウンタイム軽減を図る。
2製品で共通化設計を採用しているため、導入企業では、機種ごとに発生する導入時の評価作業やキッティングといった業務を削減できる。パナソニック コネクトではキッティングの支援やBIOSアップデート・ドライバーの一括インストールなど、利用者の設定に応じた「IT管理者業務支援ツール」も提供する。
法人向けSCは7機種をラインアップ
法人向けSCは、構成の違いにより7機種をラインアップ。プロセッサはCore Ultra 5 235U vPro、またはCore Ultra 7 265H vProで、メモリは16GBまたは32GB。LTEや5G通信の有無も選択できる。
法人向けFCは1機種のみを提供するが、この中でプロセッサやメモリ、ストレージ容量、ワイヤレスWANといった構成を選択できるようになっている。