Microsoftは2月末に公開したスケジュールに従い、2025年5月5日(米国時間)をもってSkypeを廃止した。22年の長きに渡り世界中で利用されてきたが、その歴史に幕を下ろした。
公式発表および以前の記事は次のとおり。
- The next chapter: Moving from Skype to Microsoft Teams |Microsoft 365 Blog
- Skypeを5月で廃止、Microsoft発表 | TECH+(テックプラス)
移行先は「Microsoft Teams」
5月6日現在、Skypeを起動すると次のメッセージが表示され、すでに見慣れた画面を表示することはできなくなっている。Microsoftは移行先としてMicrosoft Teamsを推奨しており、Skypeと同じ認証情報を使用してログインできるとアナウンスしている。
Skypeは2025年5月に廃止されました。Microsoft Teamsを使用して、連絡先と無料のメッセージングや通話ができます。
Skypeのチャットおよび連絡先はTeamsに移行されており、途中で中断していたメッセージも移行後すぐに再開できるという。
Microsoft TeamsはSkypeと同様に無料で利用を開始できる。ダウンロードは公式サイト「無料の Microsoft Teams | Microsoft Teams」から可能で、Windowsの他にMac、iOSおよびAndroidをサポートしている。
Skypeにはなかった会議の開催、カレンダーの管理、コミュニティの作成など新しい機能に対応しており、多くのユーザーとのコラボレーションが可能とされる。まだ移行を完了していないユーザーには移行の検討が望まれている。
有料サービスは継続利用可能
また、Skypeの有料サービスは、以下のように継続利用が可能としている。
Skypeサブスクリプションをご利用のお客様は、次回の更新期間が終了するまでSkypeクレジットとサブスクリプションを引き続きご利用いただけます。Skypeクレジットをご利用のお客様は、残りを引き続きご利用できます。2025年5月5日以降、Skypeダイヤルパッドの有料ユーザーの皆様は、残りをSkype WebポータルおよびTeams内からご利用いただけます。