RyzenとVersalを統合した組み込み向けアーキテクチャ

NECプラットフォームズは4月22日、エッジAI対応デバイス向けに最適化されたシングルボード上に、AMD Ryzen組み込みプロセッサとAMD VersalアダプティブSoCを統合したAMDの「AMD Embedded+アーキテクチャ」を採用した組み込み向けマザーボードを開発したことを発表した。

  • NECプラットフォームズが開発したAMD Embedded+採用マザーボード

    NECプラットフォームズが開発したAMD Embedded+採用マザーボード。マザーボード左側にVersalが、右側にRyzenが搭載されているのが見て取れる (提供:NECプラットフォームズ)

エッジデバイスでのAI活用に向けた動きが活発化しており、推論機能を搭載したマイコンやプロセッサなどが提供されるようになっている。FPGAもリアルタイム性に有意といった特徴などから、エッジ分野でのAI活用ニーズでの活用が進められるようになってきているという。

AMD Embedded+アーキテクチャは2024年2月に打ち出された、AMD Ryzen組み込み型プロセッサとVersal適応型SoCを単一ボード上に統合したもので、NECプラットフォームズが今回開発したマザーボードは、AMDが認定するAMD Embedded+アーキテクチャ採用マザーボードとしては日本初のモデルとなるという。

AMD Embedded+の特長

単一ボード上にCPUとFPGAが搭載されているため、スケーラブルで電力効率を高めると同時に、リアルタイム・高性能・高ユーザビリティなエッジシステムを一台で実現することが可能。カスタムインタフェースにも対応しており、インタフェース拡張でエッジ端末に求められる機能を集約できるほか、プログラマブルロジックとVersal AIエンジンよるアクセラレーションを活用することで、低消費電力・低レイテンシの画像処理・エッジAI推論を実現するという。

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