ドーモは4月15日、全社レベルでデータ活用を定着させ、持続的に成果を生み出す実践的なアプローチ「カンパニー・ワイド・アダプション(Company Wide Adoption、以下CWA)」を体系化し、サービスとして提供すると発表した。

CWAはデータの民主化を促進し、組織全体でデータドリブン経営を実現するためのフレームワークであり、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に向けた明確な道筋を示す。

「カンパニー・ワイド・アダプション(Company Wide Adoption)」の概要

CWAは、「組織」をベースに「案件」「教育」「監視」「保守」「統制」「啓蒙」の6つの定着化・仕組化モデルで構成される。

企業のDX戦略に基づき優先順位を決定し、繰り返し実行することで、データ活用を組織全体に定着させることができる。

「教育」モデルでは、全社の意識を統一し、DX推進のグランドデザインを描き、実行計画を立案できる人材を育成する「データアンバサダー育成講座」を提供する。

CWAは各ステップに具体的な施策やKPIが設定されており、企業はこれを基に即座に行動に移すことができる。

  • アダプションフレームワークと人材育成プログラム

人材育成プログラム

同社は昨年10月、DX推進を成功に導く人材を育成する「データアンバサダー養成講座」を含む包括的な人材育成プログラムの提供を開始。

「データアンバサダー養成講座」は、企業の全社データ活用を展開していくための推進力となる人材を育成するもの。同講座では、データアンバサダーの役割について理解を深めるとともに、実例を踏まえた戦略・戦術の基本を学ぶ。

具体的には、中期経営計画との連携、ロードマップのサンプル共有、案件管理、保守運用、研修設計、統制強化、監視、啓蒙活動などを含めた活動推進方法を1日のクラスルーム型研修で実施する。