カカクコムは4月2日、全エンジニア約500人に米Anysphere, Inc.が提供する"AIコードエディタ"「Cursor」を導入したことを発表した。コーディングや実装時間の大幅な短縮により業務全体の生産性向上を上げるとともに、エンジニアがより複雑な課題解決や新しいアイデアの創出などの本質的/創造的な業務に集中できる環境を整備。組織全体のAIリテラシーや技術力を底上げすることで同エディター同様にAIネイティブな組織文化の醸成を狙う。
上級執行役員CTOの 京和 崇行氏は、同社の事業成長の原動力をプロダクトの絶え間ない進化にあると捉えており、「Cursorを始めとした生成AIの活用により、私たちはプロダクト開発を圧倒的に速くし、事業成長やユーザーの皆さまに価値を届けるスピードをさらに上げていきます」と述べる。エンジニアにとって、生成AIの登場は"そろばんが電卓に変わる"ほどの技術革新と例えている。