Windows Centralは3月26日(米国時間)、「Is this the best way to use Copilot on Windows 11?|Windows Central」において、Microsoft Edgeのサイドバーが大幅に強化されたと伝えた。
サイドバー内のCopilotが過去の会話を表示できるようになり、Think Deeperも新たにサポートされたという。
新機能の概要
Microsoft Edgeの新機能はLeo Varela氏によって発見された。同氏はXに複数のスクリーンショットとGIF動画を投稿している(参考:「XユーザーのLeopeva64さん: 「Microsoft is rolling out a new layout for the Copilot pane in Edge, you can now access your previous conversations in a sidebar, Microsoft has also added the "Think deeper" option (which was recently added to Edge for Android): https://t.co/SD6fJgmWfP . https://t.co/mMrklJIFLW https://t.co/o6KFyp8DYq」 / X」)。
会話ログのサポートによりEdgeの利便性がさらに向上する。また、Think Deeperがサポートされたことで、WebアプリやCopilotアプリと同等の機能がEdgeのサイドバーに実装されたことになる。
Think DeeperはOpenAIの推論モデル「o1」を利用し、日常のタスクから難解な問題まで、さまざまな課題解決を支援するAIツールだ。より複雑なタスクを推論し、これまで解答できなかった難しい問題を解くことができる。
段階的にリリース
Windows Centralによると新機能は段階的にリリースされるという。そのため、アップデート後すぐに利用できるとは限らないとしている。
Microsoftは現在、Copilotアプリのネイティブ版をテストしている(参考:「Microsoft AIの「Copilot」、クラウドアプリからネイティブアプリに進化 | TECH+(テックプラス)」)。ネイティブ版はクラウド依存の従来のものより高速とされ、今年後半のリリースが見込まれている。
この新しいアプリがリリースされると、他のCopilot関連製品にも影響がおよぶと推測されている。Windows Centralも「状況が変わる可能性がある」と高く評価している。MicrosoftがAIをどのように進化させていくのか、今後の発表に注目したい。