LegalOn Technologiesは3月28日、AI法務プラットフォーム「LegalOn Cloud」において、契約リスクチェック機能が「SES(システムエンジニアリングサービス)基本契約」に対応開始したことを発表した。これにより、ソフトウェア開発委託の契約の審査にかかる労力を軽減する。
「SES基本契約」の契約リスクチェック対応
「SES(System Engineering Service)基本契約」は、委託先のエンジニアが顧客(=委託者)の会社に常駐して、システムの保守や運用のために技術および役務を提供し、委託者がその対価を支払う契約。
業務に従事するエンジニアの経験やスキルが重要となる点や、業務指示や費用負担の取り決めなどによっては偽装請負のリスクが高まる点など、SES契約には特有のチェックポイントがある。偽装請負が発覚すると労働者派遣契約とみなされ労働者派遣法違反に該当する可能性があるため、適切な記載が必要となる。
「LegalOn Cloud」の契約リスクチェックでは既に、ソフトウェアの開発を委託する際に締結する「ソフトウェア開発委託契約」や、システムを支障なく使用するためにシステムの保守を委託する際に締結する「システム保守契約」を提供している。今回「SES基本契約」にも対応したことで、ソフトウェア業界向けの法務コンテンツが強化された。